近頃じゃスマートフォンで4K60P動画が簡単に撮れるというのに、私の趣味はもっぱらスチル（静止画）でございます。毎日ブログをアップするくらいならYouTubeでも始めてみれば？と人には言われますし、そちらであれば収益を得ることも出来ますから損得勘定で言えば確かにそうなんですけどね。

私はもともと映像制作を本業としていましたから撮影、編集、整音までそのワークフローの確立はお手の物なのですが、仕事ならともかくプライベートとなるとやらないですね〜動画って。逆に本業としていたからこそ中途半端なものは作れないというプライドが邪魔をするのかもしれません。TikTokのように数十秒の1カット動画でOK！では納得できず、1分動画を作るなら最低でも1時間位は素材を撮影して．．．みたいなところから入り、編集にカラーグレーディングにMAみたいな制作プロセスに拘ってしまいますから写真とは手間暇違いすぎるんですよね。

出来上がった作品から感じる説得力みたいなところにも違いを感じています。確かに動画は時間軸を味方につけられるので説明的な表現には向いているのですが、静止画には静止画の力強さみたいなものがあるんですよね。止まった絵が持つ独特の表現とでも言いましょうか。

仮に動画制作を日常的に行うようになっても私は静止画を趣味とし続けるんじゃないかと思います。