Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

CP+ でプラスと感じた事(2)

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CP+では今年 ”プロ向け動画エリア” が新設されました。一眼レフカメラの存在がいつしかプロ用ムービーカメラを飲み込むような時代になったことで、放送業界や映画業界のスタッフにも注目されるイベントに発展したという事です。さすがに編集ソフトを展示するのはアウェイ感漂っていましたけれど...。

逆に民生用コーナーにプロフェッショナル機器を並べているメーカーもあります。Blackmagicシネマカメラがコシナーブースに置かれていたりするのですから驚いてしまいますね。最近はムービーをスチル用オールドレンズで撮るのが流行っていますから、マウントアダプターを使用してとっかえひっかえクセ球を使い分けたりします。レンズメーカー各社もここぞとばかりに頑張っていますね。

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映像業界で注目されているカメラ本体もあちこちで展示されていました。Canon C500、RED Epic、Blackmagic Cinema Camera、どれも見慣れたモデルですね。中でもSonyさんはF55、FS700だけでなくCESで発表した民生用4Kカメラを展示していましたね。まもなくリリースされるハイエンドシネマカメラF55で採用される新規格ビデオコーデックXAVCをまさかの民生機にも取り入れました。デジタルシネマやCM制作だけを意識するならRAWやLog収録が必須になりつつありますが、そこまでしないまでも4Kを気軽に汎用的なコーデックで残したいと思ったら、XAVCは程々のデータ量で取り回しがよいため、今後業界標準になりそうな予感がします。オープンフォーマットな上に民生機にも採用するのですから一気に広がりを見せるかもしれませんね。

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映像業界ではまだまだプロ用機器と民生用機器は区別して考えられていますが、とは言え一昔前と比べたらその差は極小になってきています。画質とか操作性とか耐久性とか信頼性だとかの面でやはりプロフェショナル機器は ”絶対” の安心感があるわけですが、プロとアマチュアが全く同じ機器を使っている写真業界の歴史を見ていると、そのカメラを使ってムービーを撮る今は放送業界や映画業界にも同じ事が言えそうな気がします。

と言う事は、今後ますます盛り上がるイベントである事は間違いないですね。

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