TV-CMを見ていて、「マクドナルドで注文後60秒を超えたらバーガー無料券プレゼント」というキャンペーンを知りました。仕事仲間にこれを話したところ当然のように皆が知っていたわけですが、驚いたのはこういう意見があった事。「僕なら4分待ってもちゃんと火の通った美味しいモノが食べたいですね」。なるほど〜と思いましたね。

その方の言い分は、飲食業のサービスとは ”時間や量では無い” という事なのです。時間を短縮したがために味や見栄えがスポイルされてしまっては意味が無いわけで、目指すべきは、自然と足を運びたくなるくらい ”美味しいモノのあるお店” なんだそうです。言われてみれば確かにその通りで、そんなキャンペーンなど打たずとも集客が望める商品作りに力を注ぐべきな気がしてきます。マクドナルドさんも急いで作る事で品質を落とすつもりは無いでしょうし、そういったキャンペーンで盛り上げようという気持ちなのだと思いますから決してその方向も間違いでは無いと思うのですが、”モノの本質” はもっと違うところにありそうな気がしますね。

しかし、私のような意地悪な人間は、どうやって60秒以上かかるような注文をしようかと、そんなつまらない事ばかり考えてしまいますが、世の中には色々な考え方があるものですね。