表参道ヒルズで開催されている写真展「PHOTOGRAPHY」に足を運びました。ウィリアム・エグルストン、スティーブン・ショア、ナン・ゴールディン、マーティン・パー、テリー・リチャードソン、ライアン・マッギンレーという錚々たる写真家の作品が一堂に会す夢のような空間。このイベントはFUJIFILMさんが主催するものですから6名の写真家さんの作品は全てFujifilmのXシリーズで撮られたものです。X-Pro1からX20まで様々ですが、プロだからといって必ずしも最高級カメラを使っているわけではないのが面白いところですね。写真展にしては珍しく、場内写真撮影許可が頂けました。

そして今日はこの会場で私が尊敬する写真家「内田ユキオ」さんのトークショーがあったため自宅を出る2時間ほど前からそわそわしておりました。内田さんにお会いするのは1年ぶりくらいですからね。いつもの事ながら1時間の話の中には涙を誘うようなエッセンスが所々含まれていました。別に悲しい話をしているわけではないのに写真に込める想いみたいなものに共感するあまりどことなく切ない気持ちになるのです。

今日この写真展で私の心に響いたのはナン・ゴールディンの作品。同じカメラを使ってもプロの写真家が使いこなせばこうも個性が出るか！と言わんばかりにそれぞれの作品には特徴があるのですが、やっぱり第一印象には自分の好みが出るというもので、私自身が目指す方向性みたいなものを人の作品に重ねたりして、テクニックとか性能とかそういうもの以前の ”モノの捉え方” を学んだ気がします。

日本では1月27日まで開催されその後はニューヨークに行ってしまうそうですから、まだご覧になられていない方はお急ぎくださいませ。