Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

表現の場

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All Photo by inos

diary5990

FacebookにしてもTwitterにしてもInstagramにしても、近年はSNSが情報交換や情報公開の場として主流になり、個人でWEBサイトを立ち上げるといったアクションはごく限られた人の表現方法になってきたと感じます。

SNSの良い所は、難しい知識やツールを使わなくても誰でも投稿出来、これまでのインターネットのように自ら情報を掴みに行かなくても向こうからやってくるという仕組みかと思います。情報を得る手段としてラジオやテレビに一歩近づいたとも言えそうです。

いっぽうでWEBサイトを立ち上げる人はSNSでは実現が難しいような仕組みを取り入れたいとか、既定のページ構成では満足できずオリジナリティを大切にしたいという人が多いようで、実際新し目のサイトはどれも非常に凝ったつくりになっているのが印象的です。

こと当ブログはと言えば、どちらかというとWEBサイトに近い形で構成しているのですが、写真を見やすくレイアウトすることを第一の目的としています。私はその仕組みを理解する必要性を感じFacebookもInstagramも使っていますが、写真を自分が思うように見せる手段としては今でもブログが一番理想に近い気がしています。

ブログであれば色のレイアウトや、記事との関連性を自分の考えで構成できます。例えば綺麗な夕日について書いている記事の翌日に、更にドギツイ赤の写真を配置してしまったら前日の記事の印象は薄れますし、写真の印象を強く残したかったら、文章を読んだ後にもう一度写真に目線を戻してもらえるような文言を並べたりもします。

プロの写真家さんは写真展を開くとき、見た人の目線がどう移っていくかを気にしながら作品の順番やサイズを決めたりするわけですが、ブログの場合にはそれを上手く導くように文章が使えるわけですから、絵や写真を見せるならブログは表現の場としてかなり適していると思います。

その点SNSは、人の投稿の間に挟まって表示されてしまうため、前後関係に関して本人のコントロール下にありません。「今日は夕日が綺麗でした」と綺麗な夕日の写真を添えてポストしたところで、その前後にPhotoshopでグリグリいじった他人の投稿があればバランスが悪いです。感動的な写真の前後にお笑いYoutube動画が並んでしまうのも同じです。

背景の色、文字の大きさや濃さ、写真の大きさと画質、広告や外部リンクの有無、パソコン画面とスマートフォンでの見え方の違い、上げれば切りがありませんが全てをコントロール出来るのがブログの良いところです。

「表現したい」のか「共有したい」のか、似ていますがちょっと違うようです。

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