Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

誰もが1度は聞いた事のある写真家ではないでしょうか

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All Photo by inos

diary4483

横浜美術館で昨日から始まった写真展を見に行きました。「ロバート・キャパ」 言わずと知れたマグナムの創設者。

「ロバート・キャパ」と聞いて思い浮かぶのは戦場で活躍したドキュメンタリーカメラマン。でも、この写真展は「アンドレ・フリードマン」と「ゲルダ・タロー」その2人が作った架空の人物、それが「ロバート・キャパ」だった...。そんな拍子抜けするようなエピソードから始まっています。

面白かったのは2人が同じシーンを撮った写真を並べた時、アンドレ・フリードマンは常に一歩踏み込んで被写体と向き合っており伝えたいものが凄く分かりやすく捉えられている事。仮にグループショットのような構図で構成されている作品でも ”間違いなく目線はここに行く” と言い切れるくらいに主張がはっきりしています。マグナムフォトなどの写真集を見てもそれは明確なのですが、今回のように時代背景を知った上で、別の写真家と並べてみるとよりはっきり伝わってきます。

300点以上にも及ぶ大規模な写真展の最後を締めくくる作品には大きな黒縁が付いていて前後のコマがわざと見切れるようにプリントされています。それが意味するものとは...。是非会場に足を運んでみてください。共に戦場で命を落とした著名な写真家の作品からは感じるものが多いと思います。

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