Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

もっと一般的になれば

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銀座松屋で開催されている世界中古カメラ市の会場で、履いて捨てるほどのライカやローライが並ぶ中に思わぬモノを見つけました。Phase OneデジタルバックP45。フルサイズセンサーの2倍以上の面積をもつ巨大CCD。こんなマニアックなものをまじまじと見る人は他にあまりいないようで、お店の人も嬉しそうにケースから出してくれて色々見せてくれました。

知らない人は ”このカメラの事?” と思われるかも知れませんが、いえいえ、カメラのお尻に着いている ”四角い塊” です。本来フィルムを装填するマガジンの部分にこのデジパックを取り付ける事でフィルムカメラがデジタルカメラに変身するのです。しかもそれがハッセルブラッドの500シリーズ。中判カメラの王様でこれをやられちゃ敵いませんね。本領発揮の場はもっぱら広告撮影でしょうかね。製品の存在は前々から知っていましたが実物を手にしたのは初めての事。レンズシャッターとデジパックの同期はシンクロターミナルを使うんだそうです。なるほど考えたな!という感じですね。

ちょっと期待してしまうのは、ここに動画機能を付けたら凄いカメラになるんじゃないかと...。このデジパックだけで170万円ですから動画機能などに力を入れ始めたらいくらになるか分かりませんけれど...。確かセンサー自体はKodak製CCDですから今は無理かも知れませんが、今後CMOSに移行したらどうなるか分かりませんね。

いずれにしてもあまり身近な製品という実感は湧きませんが、どちらかと言うとこの発想でライカ判35mmフルサイズデジパックを開発して欲しいですね。嘗て名機と呼ばれたフィルムカメラをデジタルカメラに変身させられるなら結構需要はありそうだけれど。

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