Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

今日みたいな画なら問題ないでしょうが

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All Photo by inos

diary4613

一昔前と違って近年はWEBサイトの閲覧環境というのが実に様々です。

こんな書き出しをしてみたのは他でもなく、先日当ブログの写真をWindowsパソコンで見て愕然としたのです。自宅で使用しているMac Book Proは15インチのRetinaディスプレイモデル。正直、購入当初は世間が騒ぐほど綺麗なディスプレイとも感じず ”ちょっときめ細かなパネル” くらいに思っていましたが、これを日常的に使用していてたまに普通のディスプレイを眺めてみると驚くほどザラザラに見えるのです。文字のエッジもさることながら写真の見え方の違いにビックリします。まあ、Retinaディスプレイで綺麗に見えるようWEB掲載を心がけるのは、それはそれで大変なのですけれど...。

私自身もこういう事が無いようにと時々はブログ更新後にWindowsでどう見えるのかをBootcamp領域にインストールしたWindowsに切り換えてチェックしたりするのですが、それとて同じMacを単にWindows起動しているだけですからRetinaディスプレイで確認している事に変わりはなく、結局一般的なディスプレイでどう見えるかを確認しているわけではなかったのです。

今回他のPCで確認して気付いたのは、シャープネスの掛け具合が難しいという事。Retinaディスプレイでシャープネスを追い込んでいくと目の前にものすごくリアルな画が出来上がってくるのですが、それを他のディスプレイで見ると、ただでさえドットピッチが大きい所にディテールの細かな高周波成分が全面に表示される事になりますから余計にザラザラ感が増してしまうのですね。逆に解像感が落ちて汚く見えてしまうのです。

今やWEBサイトを見るのはパソコンだけでなくスマートフォンやタブレット端末が混在していて、昔なら各デバイスの違いは解像度とdpiくらいのものだったので写真を貼り付けるならサイズだけ気をつければ良かったのですが、今やRetinaディスプレイやAndroid携帯のような高密度ディスプレイが登場したおかげで ”DevicePixelRatio” なるものまで意識しなければならなくなりました。このあたりはハードウェアメーカーが性能差として商品価値を高めるのにうってつけのネタではあるのですが、サイト運営者や閲覧者にとっては必ずしも歓迎できるものではありませんね。

私はたまたまRetinaモデルを使っているのでそれを例にすることが多いですが、この問題は、Android端末を使っている人にも似たような事が言えるでしょうし(全てのAndroidモデルが対象ではありません)、一般的なディスプレイを使っている人にも言えるのです。つまり、サイトを作った環境と閲覧する環境が異なれば、作成時のクオリティは今のところ表現出来ないと思います。落とし所が難しいですね。

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