Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ブリーチバイパス結構好きです

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All Photo by inos

diary4647

以前神楽坂を訪れた時、持っていったカメラFujifilm X100S。あの頃はまだAdobe Camera RAWが発売直後のX100Sに対応していなかったため、このブログに掲載した写真も全てJPEG撮って出しを使いました。FujifilmのJPEGはフィルムシミュレーションが優秀ですからあえてRAW現像する必要もなかったりしますが、やっぱり撮影後の楽しみでもありますから今回はLightroomでブリーチバイパスを再現してみました。

”ブリーチバイパス” って言うとカッコイイですが早い話が ”銀残し” ですね。これは写真よりも映画業界がよく使った手法で、フィルムの現像段階で銀を取り除く過程を省略し、意図的に銀を残す事で独特の仕上がりを表現するもので、全体的にコントラストが高く、サチレーションの低い映像が出来上がります。私も仕事で何度かこうした素材を使ってきましたが、最近はフィルムで撮影する事自体稀になりましたからあまり見る事はなくなりました。と言うか、撮影自体をデジタルで行うようになったため同じようなルックに仕上げるためにデジタル処理を駆使するようになっただけの事ですね。

私は個人的にこのブリーチバイパスが好きでして、フィルムで行うとどうしても粒子が荒れるのに対し、デジタルではルックはそのままに粒状感は抑えられますから、解像感を犠牲にせずS/Nの良いデジタル特有の仕上げが出来るのです。粒状感がまた良い!という場合もありますけどね。

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