明日よりちょっとした放送機器の展示会を控えていて、ここ2週間ほどは会社にいても移動中も勉強の日々が続いております。私としては映像音響の仕事に関わり始めて気がつけば20年近くになるわけですが、それでもこの業界は日進月歩ですからぼーっとしているとあっという間に浦島太郎ですね。

今年は4K制作ワークフローについてご説明させたいただく立場ですので、映画業界CM業界に特化しているかと思いきや、地上波による4K放送が前倒しになったせいもあり、徐々に放送局さんからの4K制作へのご質問やご要望も増えてきていますから、明日明後日は制作コンテンツに応じた貴重な情報交換の場が持てそうな気がしています。

ただ残念な事にこうした新フォーマットへの取り組みというのはかなり東京に集中しているところがあって、地方は勿論ですが名古屋、大阪でも動き出しは比較的穏やかな気がします。確かに放送に関して言えば放送規格に準ずるものですからそこから逸脱するようなコンテンツは作り辛いものですが、ネット配信等も充実した ”21世紀” ですし、専用の機器さえ必要とせず、そこそこのコンピューター環境だけで、場合によっては個人レベルでさえ映画コンテンツを作れるのですから、何もその発進基地が東京に限定される理由もありません。

そこに上手くアプローチをかけるのが私のお仕事ですね。明日明後日はまず東京会場、関係者の方々お待ちしております。