Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

行動記録が手軽に取れる強み

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diary4747

この週末の2日間、AMBIT2と共に60km弱の距離をトレンクルで走ってみました。実際の所トレンクルにはGARMIN Edge800を装着しているのでGPSによるログ収集とナビゲーションに不満はないのですが、トレンクル以外の自転車、例えばそれがレンタサイクルだったりすると、旅先で自分がどこをお散歩したのか残せないのが残念、以前京都観光をした時にそんな思いをしましたからこのAMBIT2への期待は相当なものです。勿論1番の目的はアウトドアですけれども。

GPSデバイスを2つ以上手にした人が必ずやってみたくなるのは2機種の比較。私のように神経質な人はそんな事しないほうが幸せだったりするのは分かっているのですが、それでもやってしまうんですよね。

今回一番興味があったのは高度の計測。先日富士登山の時持参したEdge800はあらかじめ正確な標高を入力しておく事で、山頂付近では極めて正確な値を示してくれました。後になって良く調べてみたらEdge800の高度計測はGPSではなく気圧計測なんだとか。知りませんでした...。

気圧計測の欠点は気象状況に大きく左右されるため、昨日と今日とでは値が変動してしまう点。だから計測時はしっかり標高の分かるポイントでアジャストしておく事が大切なわけですが、このSUUNTO AMBIT2はそのアジャストをGPSで行うという仕組み。基本は気圧計測だけれどもアジャスト時のみGPSが活用されるという工夫で標高が不明な土地でもそこそこの値は導き出せるというわけ。それなら常にGPS計測を行えば良いじゃないかと思われるかもしれませんが、GPSによる高度計測には限界があり、地平線より下にある人工衛星の信号は物理的に拾えませんから、位置情報に比べるとだいぶ曖昧な値しか出せないのです。ですから気圧の変動がGPSの誤差よりも大きい時に有効な機能...くらいに受け止めるのがちょうど良さそうです。

実際の計測結果はというと、西東京市のわが家近辺は標高が55m〜60m。AMBIT2のGPS補正の掛かった高度は60m〜66m。だいたい10m誤差くらいに収まりそうな感じでした。

一方距離計測に関してはというと、このAMBIT2はマップ表示による本格的なナビゲーション機能は付いておらず、方向と直線距離による案内のみ。ですから今回はEdge800も直線距離でのナビゲーションに切り替えて比較してみたところ、こちらは5km程度のルート案内で誤差は数メートル程度、2つのGPSはほぼドンピシャの値。これくらいピッタリくると気持ちが良いですね。

帰宅して双方のログデータをマップにオーバーレイしてみると、さすがに正確さではGARMIN Edge800が一枚上手という感じですが、腕時計サイズでこれだけの精度が保て、更に連続15時間、記録間隔を長くすれば連続50時間もバッテリーが持つとなるとそこには時代の進歩を感じずにはいられません。

これで今後はトレンクル以外で出かける時も、スマートフォンのバッテリーを気にせずログが取れそうです。

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