引き締まった足下...。トレンクルのタイヤを交換しました。それも今まで使った事のないブランドの使った事のないサイズ。これまではPanasonic純正トレンクル専用タイヤと、工房赤松のトレンクル用強化タイヤを使い続け、計4セットくらい履き替えてきましたが今回はちょっと冒険心が湧いてきましてサイズ変更です。
トレンクルの標準タイヤサイズは14×1.5HEで、それだけでも珍しいサイズですから選択の余地は殆どないのですが、今回チョイスしたのは同じ14インチでも少し幅の狭い14×1.2HE、KENDA(ケンダ)というメーカーのもの。ちょっと調べたくらいではこんなサイズのタイヤはどこのメーカーからもリリースされていないのですが、5LINKSという自転車の補修用パーツとして入手可能です。
標準サイズは1.5HEですから2.54×1.5で約3.8cm、今回のタイヤが2.54×1.2で約3cm、ということで計算上はタイヤ幅が8mm程細くなります。出来る事なら14×1HEなんてサイズが存在したら嬉しいのですがさすがにそんなものはありませんね。
このモデルに期待したのはサイズだけではなく、耐圧が工房赤松強化タイヤよりも高いという点にもあります。工房赤松製が2.5-4.0bar 250-400kPaなのに対し、今回のモデルは3.5-5.9bar 350-590kPa、私は転がり抵抗を意識していつも空気を入れすぎる傾向があり、上の写真のようにタイヤが圧に耐えられずサイド部分にクラックが入ってしまうのです。結構危ない状態で乗っていましたね。
耐圧の関係かどうかは分かりませんが、このタイヤに使用するチューブはアメリカンバルブです。パナソニック純正や工房赤松製はフレンチバルブでした。アメリカンバルブというと身近なところでは車のタイヤに使われているため、こんな小さなタイヤに採用されていると違和感がありますね。幸い私の所有するTOPEAK Mini Morphというエアーポンプはフレンチにもアメリカンにも対応しているため問題なく使用できました。
タイヤ交換はあっさりこなすはずがまさかの前輪に苦戦...。普通は後輪のほうが大変なはずですが、私のトレンクルは多段化している関係で前後輪のリムが異なるため同じ14インチでもほんの僅かに前輪の方が大きいのだと思います。あと少しというところでタイヤがはまらない...。フレンチからアメリカンにバルブ変更になった事でリムのバルブホールサイズもギリギリになり余裕がないので苦労しました。小さなタイヤは大変なんですよね。
今回はせかっくなのでリムを中性洗剤でごしごし洗いピカピカにし、可動部分の油脂も全て落としてからFINISH LINE Wax Lubeを塗りました。ドライタイプの潤滑剤を使うのは今回が初めてです。私は雨の日は乗りませんし比較的まめにメンテナンスをするほうですからドライタイプでいけそうな気がしています。埃を寄せ付けないと聞きますから今後どれくらい奇麗な状態がキープ出来るか楽しみです。
さて完成後のタイヤ幅ですが、8mmも細くなった感じはしませんが確かに少し細くなりました。空気圧は多分既定値以上のカチンカチン状態(測っていません)。でもパナソニック標準品や工房赤松タイヤよりも重く丈夫なタイヤですから耐久性は十分ありそうです。剛性面で凄い安心感です。走った感じはリジットな感じとでも言いましょうか、路面の凹凸がダイレクトに伝わってきます。セミスリックタイヤという事もあるでしょうが単に空気の入れ過ぎでしょうか...。でも沢山空気が入れられて細いタイヤで転がり抵抗を減らすのが今回の目的でしたから大成功ですね。
長期使用してみない事には判断出来ませんが、少なくとも現段階では次回もまたこのタイヤにしよう...そんな感想ですね。
純正のタイヤを使っています
(トレンクルはタイヤ圧パンパンにして
使っています)そろそろ初めてのタイヤ交換も
しなきゃいけない状態です。
タイヤを細くする。
本文には言及ありませんでしたが
スピードのノリは変わりましたか?
三木昭人さん>
トレンクルに乗られているのですかね。
パナの純正は軽いんですがサイドウォールの剛性が低いので
空気圧高めにすると寿命が短いのが玉に瑕ですね。
文中で紹介しているKENDA 14×1.2HEは耐圧が高いので
パンパンにすれば転がり抵抗は減りますしタイヤ幅も狭いので軽快に走れますが、
ただ、想像するほど快適な感じを受けないのも人日です。
おそらくタイヤそのものの重量が大きいためかと思います。
速度域全域でペタッと地面に張り付くような感じがします。
そこで最近は同じKENDAでもKSMART 14×1.35を使っています。
こちらのほうが重量がかなり軽く軽快に走れる感じがします。
それについても過去のブログに掲載していますのでよろしければご覧になってみてください。
<http://ino.lomo.jp/blog/archives/32346>