Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

私達は数々の想いをそこに重ねてきた

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All Photo by inos

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「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画の中で東京タワーが徐々に出来上がっていく様子が描かれていましたが、当時はこんな巨大なものを建設するには途方もない時間と人材が必要だったはずです。一方で最近完成した東京スカイツリーは工事が始まってから見る見るうちに高さが増して想像以上に短期間で仕上がった印象があります。技術の進歩は凄いですね。

特に理由があったわけではありませんが急に行ってみたくなった東京タワー。登りはしませんでしたが、ここまで近づいてまじまじと見たのも20年ぶりくらいです。

やはり私的には日本を代表するタワーと言ったらこの東京タワーですね。何といっても美しい!

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小学校の修学旅行で訪れた時、ガイドさんの説明の中でタワーのてっぺんは止っているように見えて実は常に3メートルくらい風に揺られて動いていると聞いた記憶があります。今日はそれを思い出して「ほんまかいな?」とじっと目を凝らして見てみましたがさすがに目視では確認出来ず。それよりも東日本大震災の影響で曲がってしまった先端部分の修復が完全に済んでいて美しい姿を取り戻している事にホッとしました。でももしかしたらアレはそのままの形で残しておくべきだったんじゃないかとも思ったり。

よくよく考えてみるとこのタワーは全部が鉄で出来ているのでしょうから、定期的にペイントを重ねているにしても確実に風化していくわけでして、もしかするといつの日か安全のために取り壊し! なんて日が来るのでしょうか。テレビ塔としての役割を終えた今となっては単なる観光施設になってしまったのでしょうからそんな日が来ないとは言い切れませんね。

さて、今日ここを訪れてみて改めて感じたのは、やっぱりこのタワーは遠くから見た時が一番奇麗だという事。勿論近距離で見る事の迫力とかトラスの美しさはあるのですが、東京タワーという存在が我々の中では大きすぎて、単体で見る事の美より、各々の想いを重ねたシルエットのほうが深い意味を持っているのだと思います。

ビルとビルの間に少しだけ見えた東京タワー、仕事で疲れた帰り道にライトアップされた東京タワー、天気が良い日にだけ遠くに霞んで見える東京タワー。そして私が一番好きなのは東京へ戻る東海道新幹線の窓から見える東京タワー。

スカイツリーがいつかこんな存在になるにはまだまだ時間が掛かりそうです。

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