Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

部屋の片隅に未来の光

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All Photo by inos

入荷次第連絡をもらえる事になっていたのに、待ちきれずフライングしてペンギンビレッジまで足を運んだ先週末。それから2,3日で入電したものの、仕事の都合で商品の引き取りは今日になりました。

”マメエコライト” はこれまでのアクアリウム照明の概念を覆す、機能的で 、スタイリッシュで、経済的で、なんだかわくわくするライトです。

以前、開発途中のプロトタイプを見せて頂いていたので、基本操作や仕組みは理解していましたから、いざ自分のものになると説明書も読まずにまずは電源ON!わぉ、明るい!!。世間的にフルカラーと呼ばれるRGBを1チップとしたLEDに、YBBのチップを載せる事で4原色構成を実現。熱伝導率の良いアルミ基板上にはそんなLED(1W)が49個並んでいます。それを30芯のフラットケーブル2本(計60芯)で繋がった専用コントローラーから8ビット制御し、42億色もの色温度を自在に操ります。

基板上には3ヶ所に温度センサーが埋め込まれていて、コントローラーのディスプレイにはリアルタイムで温度表示され、60℃を超えると自動的に上部のファンが回り始め、80℃以上で高速回転になり、83℃を超えた場合にはLEDの照度を自動調節するようなセーフ機能も搭載しています。

我が家のおかもち水槽にはどう見てもオーバスペックなライトですから、明るさを70%程にまで下げて使う関係上、今日1日様子を見た感じでは基盤温度が50℃を超えるような事はありませんでした。

ちょっと苦労したのはこのライトの取り付け方法。本来であればワンタッチで脱着可能なのですが、おかもち水槽はこれまで使用してきた外掛け式フィルターをそのまま継続使用する方向で考えていますから、水槽背面のセンターに取り付けるライトスタンドがそのままでは付きません。これに関しては予てから、専用スタンドを外してカメラ用のライトスタンドや三脚などに取り付けられるようなステーを製作しようと考えていましたが、実際に専用スタンドの形状を確認したところ、スタンド台座を加工する事で、水槽にでは無く部屋の壁に直接固定する方法でなんとかなりそうだと判明。1時間ほど頑張った結果、外掛け式フィルターの奥からライトアームを伸ばす事に成功。水換えの際は水槽そのものを前にスライドすれば何とかなりそうです。

さて、このライトの良いところは明るさや色を自在に変えられるメリットを活かし、朝焼けや夕焼け、月明かりを再現するナイトモードにも対応出来るという点。勿論それらの実現に伴いコントローラーにはタイマー機能が実装されていますから、後付けでOn/Offタイマーを購入する必要もありません。私は14:00に夜明け、10時間後の24:00を日暮れとしてセットしました。最初と最後の1時間はどんどん色が変化しますからこれまでに無いアクアリウムの楽しさが味わえます。

そしてこれは少しマニアックな機能ですが、このライトは1秒間に2,500回(工場出荷時)のサイクルで点滅を繰り返しています。珊瑚等の光合成を促進する目的で点滅による刺激を与えるそうですが、これに関しては人間の目では確認出来ないためデジタルカメラのファインダー越しに見てみます。カメラディスプレイのリフレッシュレートがある意味フィルターになるため、ライトの点滅間隔を変更すればディスプレイのフリッカー間隔が変わるはずです。やってみました!。確かに変わりました。こういう機能は意味は分からなくても ”なんだか良いらしい!” これが大事です。

LEDの明るさの調節は電流制御だとリニアに変更する事が難しいため、正確に制御しようと考えると必然的にこうしたパルス制御になります。技術だけ考えるととてもアクアリウムの照明用とは思えない力の入れようですね。

いよいよかっこよくなってきたおかもち水槽。水槽の形と蛍光灯の形の組み合わせがそば屋の出前に使う ”おかもち” に似ていた事から勝手に ”おかもち水槽” と呼んできましたが、マメエコライトになった事でおかもちでは無くなりましたね。そんな事よりほぼリセット状態となってしまった寂しい水槽の中身をまた賑やかにしなければ...。

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