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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

メニューなど面倒なのでカスタムセッティング

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diary5739

カメラの設定とか使用している機能について。

時々当ブログをご覧になった方から「どんなカメラを使っていますか?」みたいな質問を受ける事があります。「どんな設定や機能を使っていますか?」という質問は殆ど受けたことがありません。そこまで突っ込むと話が広がりすぎるからでしょうか?

「どこのメーカー使っているの?」と聞かれると、オーディオ好きだった私は「どこの(メーカーの)アンプが音が良い?」とその昔よく聞かれた事を思い出します。メーカーによって音が決まるわけではありませんし、組み合わせる機器や使用環境に大きく左右されるものですから一概に「これで間違いなし!」と答えられないところがカメラに似ています。

いくら性能が良くても戦場に持っていくようなごっつい一眼レフカメラはお勧めしませんし、携帯電話のカメラで十分ですとも言い難い。性能よりも撮る事の喜びとか、残す事の意味を大事にするなら、カメラの存在について考えることも出来そうです。

さて今日は私のカメラの使い方についてちょっと触れてみようかと。前置き長かったですね。

主に使用しているのはFujifilm X100SとSONY RX1。ごく稀にiPhoneカメラ。いずれも使用する機能は非常に限定されていて、まずは撮影モード。これについてはP・S・A・MのうちAとMしか使いません。つまり絞り優先モードとフルマニュアルモードのみ。1年に1度くらいはS(シャッター速度優先モード)も使いますが頻度的に言えばゼロに等しいかと。したがって、今どきのカメラに標準搭載のシーンセレクト機能(夕焼けモードやぼかしコントロールモードとか)は使う事がありません。プログラムオートも使わないですね。お気楽モードではありますがカメラがブラックボックスになってしまうので自分の意思をカメラに伝え難いのと ”どうしてそういう結果(仕上り)になったのか” が探りづらいためです。カメラ操作の基本は、全ての要素を固定して、何か一つだけ操作して変化を見る。そこは昔のフルマニュアルカメラとなんら変わりません。だって写真が写る仕組みが変わっていないのですから。

でもどうでしょう、もし撮る事や残す事を最優先に考えたいとか、カメラの存在よりも目の前の現実を見ていたいなんてことを意識しはじめたら、逆にそういったお任せモードの方が私向き!なんて感じるのかもしれませんけれど。今のところ私は美味しい料理を食べるだけでなく創作料理を作るプロセスも楽しいもので。

次にフォーカスについて。最近はマルチポイントAFが一般的で、そこに顔認識やらスマイル認識が加わり、カメラ購入時のデフォルトのままファインダーを覗くとクロスワードクイズと間違えるほどに四角い枠が表示されますが、私はそれらも一切使用しません。理由は撮影モード同様に自分の意図でフォーカスを合わせたいから。通常は画面センター1ポイントのみ、あとはフォーカスロックでフレーミングを決定しています。マクロ撮影時はポイント位置の変更を行う事もありますがマルチポイントを使う事は無いですね。また、AFでは難しそうな被写体の場合はフォーカスアシスト機能を併用したマニュアルフォーカスを使用します。フォーカスアシストもマクロ時だけですけど。

そしてデジタルになって撮影途中で変更する事の多くなったISO感度。その都度メニューに潜り込んで...というのは頂けませんので、ユーザーカスタマイズに登録しています。X100SもRX1もユーザーカスタマイズは3つまで登録できますので、

User1:センサー基準感度固定(ISO100 or 200)
User2:ISO Auto(基準感度~1600)
User3:ISO Auto(基準感度~3200 or 6400)

という具合。User2を常用として、暗い場所用に高感度寄りのUser3、S/Nを意識した画質優先で低感度固定のUser1。勿論Userカスタマイズはカメラ基本機能の全てを保存しておくものですが私の場合その他の機能を使う事は無いので3つのセットはISO感度以外全て同一設定で保存しています(Aモードベース)。そうすることでモード変更ダイヤルをISO切り替え専用として使用出来るわけです。まあX100Sで絞り優先 User2や3を使用していると、SS1/640、F2、ISO800みたいになる事はありますけどね。をぃ!ISO上げずにSS2段落とさんかい!って突っ込みたくなりますけど。そんな時はすかさずUser1に切り替えて撮影するわけです。その点RX1はよく出来ているというかアルゴリズムがシンプルで、指定したシャッター速度を下回らない限りISO感度をいたずらに上げたりしませんのでカメラが導き出す数値を読みやすいですね。

これにて撮影時は、絞りとフォーカスに集中すればシャッターが切れます。明るさに応じて露出補正はどんどん使っていきます。私にとって露出補正はX100SやRX1のようなダイヤル式が必須。ボタン操作でもOKですがメニューに潜るとかは受け入れられませんね。それゆえ測光モードはマルチパターンでも評価でも中央部重点でもあまり支障ありません。

と、私にしては珍しくカメラの設定や使い方について書いてみました。

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