Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

肝心要のバッテリーが充電されていなかった

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diary5772

風から逃れるには早朝か夕方しかない...。となれば日の出のフライトに合わせての出発となるわけですが、目的地までの移動と現地セッティング時間に余裕を持って1時半起床。まあ起床というか横になって直ぐに起きた感じですけれど。

昨日の日記にも書いた通り各種バッテリーは念入りに充電。今回はH3-3Dジンバルのファームウェアアップとキャリブレーションも行い、飛行速度とダンパーセッティングの組み合わせによるジンバル脱力問題の変化にも期待。早朝は気温が1桁台まで落ちると言われていた為防寒対策も入念に。

目標としていた3時出発を30分ほど前倒しして2時半に乗り込んだ愛車MINI。この時点で嫌な予感がしました。ドアの開閉に連動するルームランプがあきらかにいつもより赤っぽく ”ぼんやり” している。イグニッションキーをひねるも案の定エンジンからの応答無し! バッテリーが上がっておりました!!

考えてみれば2015年に入ってMINIに乗り込んだのは正月以来2回目。3ヶ月も放置していればそりゃバッテリーも上がるというものです。それでも全くうんともすんとも言わないかというとそうでもなく、セルは回らないまでも何かしらカチカチとギアが空回りするような音だけは辺りに響くのですが...。

咄嗟に保険会社に連絡を取り対応してもらう事にしましたが、数十分ほどで到着と言われたまでは良いものの、冷静に考えればそこでエンジンがかかったからといって、その後順調に充電されるとは限りません。バッテリーが完全にお亡くなりになっていれば充電もままならない可能性だって否定出来ず、最悪その場合は旅先でエンジンを止めたら二度と掛からないという画も想像されるわけで...。

深夜2時半に電話を掛けておきながら、こちらの都合で翌朝10時への時間変更を重ねて依頼。「それなら始めから深夜になど電話をせず、夜が明けてから掛けてこい!」と心の声が聞こえてきそうでしたが、そんなわけで10時きっかりに救助Carがやってきました。頼りない軽自動車から片手サイズのコンパクトチャージャーが取り出されMINIのバッテリー端子にチョンチョンとクリップを繋いでプルンッと一発スタート。見事に元気を取り戻したMINIからはさっさとケーブルが外され、作業完了! 「お疲れさまでした」という感じでその間約1分。私がカメラを取り出して写真を撮れたのはこの1枚のみ。「今回は保険会社さん経由の依頼なので工賃無料です!」と言葉を残し、担当者はぷぃ〜ん!と去っていきました...。

わ、私だって、この車が自宅の前に停めてあればバッテリーチャージャーを繋いで対応するところですが、いかんせんここは100台くらい停められる巨大駐車場のど真ん中。100Vの電源がどこにも無いのでこうしたバッテリー内蔵型のチャージャーじゃないと対応出来ないのです。と、強がってみたり。

あまりにあっけなく解決した為その場はホッとしましたが問題はこの後ですよね。このエンジン、次止めたら二度と掛からないのではないか? 勿論、しばらく回しておけば普通は充電されるわけですが、今回の原因が自然放電以外にあったとしたらこのまま正常に充電されない事だって考えられます。

エンジンを止めるならいつですか? 「今でしょ!」 いえ、どう考えても今じゃありませんよ。それなら止める場所を考えるのが得策です。そうだ、新品のバッテリーが入手出来る場所まで行って止めれば良いんだ! という事でMINI用のバッテリーを在庫しているカー用品店まで移動する事にしました。国産車用とは端子のサイズが違いますから何処でも入手出来るわけじゃないんですよね。

3店舗電話を掛けて在庫が確認出来たのはスーパーオートバックスベイ東雲店。やっぱりあそこまで行かないと無いんですね。都心を走行しますから片道1時間半くらいと考えると空っぽのバッテリーの充電には丁度良い距離かもしれません。

そして走りました。いつもと何ら変わらない感じで回転だけは少し高めに、だからむしろいつもより力強く走れている気さえして...。到着したスーパーオートバックスで思い切ってエンジンストップ。さて続けてエンジンスタートなるか? 緊張の一瞬です。ダメならその場で新品のバッテリーに交換しようと考えていました。

結果は、これまたいつもより元気よく回るじゃありませんか! ちょっと意地悪をしてオーディオやエアコンを点けた状態でもスタート出来る事を確認。バッテリーが上がったといっても私の場合は空っぽにはなっていなかったのでダメージが少なかったんでしょうね。お店では車内用お掃除モップとホイールクリーナーを購入するに留まりました。

一応バッテリーコーナーを見渡した時面白いものが目に入ってしまったんですけれどね。最近はスマートフォンを充電するポケットサイズのモバイルバッテリーでエンジンが掛けられる製品があるのですね。常日頃はスマートフォン用USB電源として使って、今日の私のように車のバッテリーが上がってしまったら、徐に専用ケーブルで車に接続すればそのままエンジンが掛けられるらしいです。ちょっと心が揺らぎましたが、多分同じ過ちは二度としないと思いますので無用の長物かと。

という事で空撮&ドライブどころか、色んなバッテリーを充電していたわりには肝心のバッテリーが充電されていなかったというオチでした。

しかしあれですね、私が加入しているアクサダイレクトの自動車保険、これまでに30km程のレッカー移動、ガス欠の際のガソリン補給、バッテリー上がりのエンジン始動と、どれも己の間抜けなトラブルばかりですが全て無償対応して頂いております。年間1万円台の保険料にも関わらず大変助かっております。

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