Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

しばらく考えてみたい事

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All Photo by inos

日本の芸術発進地は何処だろう...?そんな事を最近は考えています。

私にとって芸術とは、写真だったり、映像だったり、音だったり、突きつめているものはごく狭い範囲の表現でしかないのですが、その中身を掘り下げてみると、色だったり、物事の比較だったり、人の気持ちだったりと、一見芸術とは関係のない方向にベクトルが伸びていきます。そういった点までひっくるめて芸術的に刺激を受ける土地というのを国内で思い浮かべてみると、案外即答出来ない事に気付きました。勿論、写真を見たければ東京都写真美術館のような立派な施設がありますし、各地のギャラリーでも常に何かしらの催しが行われていますが、写真だけに特化せず、あらゆる芸術的表現を一堂に会し、ある意味フリーマーケットのように、行ってみて初めて発見があるような、集まったアイデアの発表の場を地域として限定出来るものは思いつきません。

例えば中国なら ”798” と呼ばれる芸術区が存在して、軍事機器の生産工場地区が閉鎖され大規模なギャラリーやアトリエとして再利用されており、日本を始め各国の芸術家が参入しているという事を最近知ったのですが、日本でそれに相当する場所はどこだろう?と。(ちょっとこの ”798地区” 行ってみたくなりました。)

ただ気まぐれで人の写真を見たくなると、私は銀座にあるいくつかのギャラリーに足を運ぶ事が多いのですが、その理由は写真を見る事だけではなく、ギャラリーから一歩外に出ればカメラを持ってきて良かった...と思うような現実的な被写体が沢山あるから。ある意味そこは、写真を見て、写真を撮って、カラフルに彩られた街に刺激を受け、人の心を伺う、ちょっとした芸術区だと思えなくも無い場所です。

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