Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

あの人の話面白い!もう一度聞きたい!それが理想

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All Photo by inos

diary6781

近年SNSやWEBサイトに公開されている写真作品はどれも方向性や見せ方やテクニックが似ているなぁと感じています。

どれも素晴らしく奇麗。白は飛び切らず、黒は潰れず、隅々まで解像感が保たれていて、色載りも抜群。10人が見たら10人が奇麗と口にするような....。

ただ、奇麗すぎるというか、写真が言語だとしたらそれはアナウンサーが滑舌良く必要な情報を最小限の言葉でしゃべっているみたいな感じがして、内容としては伝わってくるのですが魅力的かと聞かれるとちょっと疑問な気がしています。「あのアナウンサーのニュースもう一度聞きたいね」とはならないように。

言葉で伝える代わりに写真という技法を用いてそこに居なかった人に何かを伝えるという根本的な点さえ忘れなければ良いのだと思うんですよね。目的は作品を作る事ではなく自分が見たものを届ける事だと。「ほらここからこの時間に目を細めて見るとこんな景色が見えるんだよ」みたいな。

田舎のお婆ちゃんが話してくれる半分くらい何を言っているか分からない方言交じりの会話のほうがアナウンサーの正確な発声より記憶に残ると思いませんか?

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