心理学的に言えば「高い所から見下ろす」という行為には深い意味がありそうな気がします。となればそういった場所へは何らかの想いを胸に訪れるのかなとも考えます。観光客とカップルが圧倒的に多いのは事実ですが一人で来る人もいますね。

こんなはずはありませんが、遠くを眺めると少しだけ未来を見たような気になります。

私の日記でこのような眺めの良い景色の写真というと決まって新宿都庁からのもの。極稀に六本木ヒルズや横浜ランドマークタワーなんかもありますが、都庁だけは展望室の利用が無料なので、買い物ついでに夕日の時間帯が上手く重なれば立ち寄ってみる．．．なんて思いつきプランが許されるのです。北展望室と南展望室があるため、日によってどちらに登ろうか選べますしね。景色はさほど変わりませんけど．．．。

朝は9時半オープンらしいですから、ここから低い位置の太陽を狙うならおのずと夕日になるわけで、多くの人が希望の眼差しで遠くを眺めています。東京の夕日は周囲に山が無い為真っ赤になって奇麗ですからね。私が生まれ育った長野（南部）では赤くなる前に山に隠れて見えなくなってしまいましたから学生時代に初めて見た東京の夕日の赤はとても印象深かったです。

この感動的な時間をスマートフォンの中に．．．。便利な時代ですね。今目の前に見えている景色をそのまま時間を止めて持ち帰れるのですから。