Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

CP+でプラスと感じた事 2016(2)

By
All Photo by inos

diary6322

diary6323 diary6324

今年のCP+、振り返れば主要メーカーのフラッグシップ機が一気に発表されるという珍しい展示会となりました。CANON EOS-1D X、NIKON D5、PENTAX  K1、FUJIFILM X-Pro2、SIGMA SD Quattro。

私的に注目は最後の1つSD Quattro。他のカメラは実物を見なくても想像がつきますがSD Quattroはいったいどんなカメラ?と誰しも気になった事と思います。このタイミングでの登場は想定していましたし、SIGMAさんはきっとやってくれる!という期待もあったわけですが、いつも良い意味でそれを超えてくるメーカーですよね。

インパクトがあるのはボディ形状だけでなく、唯一無二のあのFoveonセンサーがついにAPS-Hサイズにまで拡大されるというのですから、それはもう興奮に値する発表なわけで。そこでフルフレームサイズにしてこなかったところもまたSIGMAさんらしいというか。

残念なのはこのボディは現時点でSIGMA SAマウントオンリーのラインナップという事。同時にMC-11なるSA-Eマウント変換アダプターも発表してきたところを見ると、その心は 「これからはSAマウントレンズを買ってね」という事。でもよく考えればSIGMAさんは各カメラメーカーのレンズを作っているわけですから、そこはSAマウントで縛る必要もなく、どうせならこのボディーはフリーマウントにして、各メーカー用の変換アダプターをリリースしたほうがカメラボディーは売れると思うのですけどね。いっそ逆転の発想で他社製マウントのみに特化し独自マウントを持たないカメラメーカーになるというのも面白いと思います。

レンジファインダーカメラがスナップ用なら一眼カメラは「何か撮りたいものが決まっている時に使うカメラ」。だとしたら腰を落ち着けて最高の画を残したい...確かに最高のカメラになり得ますね。マウントの種類はさておき、今回発表されたカメラの中で一番使ってみたいモデル。

diary6325 diary6326 diary6327 diary6328

コシナはいつもとても楽しみなブースの1つ。カメラを持っていないのなら ”先ずはカメラ選び” となるところ、一つでもカメラを持っていれば次に食指が動くのはレンズのほうでして。

目新しさはなくてもショーウィンドウの前で立ち止まってしまうのがMマウントレンズ郡。買いもしないのにSonnar T*1.5/50 ZMはまだ売ってるな!という意味深な確認を毎年繰り返している気がします。LEICA Summilux 50/1.4を買ったら使わなくなってしまうのかな?なんて要らぬ心配も。

そんなふうに高級レンズを前に目移りしていたところ、隣のショーケースに見慣れぬものが。iPhone用×0.6 ワイドコンバージョンレンズ。Zeissロゴがただならぬ存在感で注目されそうですね。現実はiPhoneより嵩張って邪魔じゃないか?みたいな事になるんでしょうけど、お祭りみたいなイベントですからこういう遊び心は大歓迎。

そういう意味ではもっとパンチの効いたアイテムも見かけました。スマートフォン用撮影リグとでも呼ぶのでしょうか。BEASTGRIPなる製品。基本は37mmスクリューマウントレンズを想定しているようですがCANON EFマウントレンズさえも装着可能にするアダプターがあり、カメラは肩に担いでもはやEFPスタイル! 確かこの製品はiPhone 5s時代にベントレーのPV撮影に使ったと話題になりましたね。ココまで本気仕様にする必要性は別にして、とても楽しいチャレンジです。

diary6329 diary6330

コメントを残す

*
*
* (公開されません)