Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

アクションカム感覚で高画質を狙うならコレ

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先日SONYからRX0という小型カメラが発表になり、小型ガジェット好きな人には結構衝撃だったようで、発売はまだ1ヶ月以上先だというのに前評判は上々といった感じですね。

発表直後SNSでワッと噂が広まった時はそのボディサイズから誰もがSONY版GoPro!と言葉にして、新型アクションカムだろうと先入観を持ったわけですが、じっくりフタを開けてみたら実はこれCyber-shotの位置づけで、つまりはスチルカメラの立ち位置だったわけです。とは言え近年はスチルとムービーの境界は殆ど無くなってきていますから、例外なくRX0もFull-HDまでの動画撮影は可能なわけで、しかもそれが960fpsまで対応だって言うのですから驚きますね。(GoPro HERO5は最高120fps)

そして一番のトピックスは何と言っても実装されるセンサーサイズが1インチだという事。これまでのアクションカムやGoProは1/2.3インチ程度ですから約4倍も大きなセンサーが採用されています。しかもExmor-RS(積層型裏面照射)との事ですから、暗所に強くCMOS歪みも最小限なはずです。

ところでこのRX0、多くの方が「小さいよね」という事は口にするのですが、現物がどういうサイズ感で設計されているかはあまり注目されていないようです。私はちょっと気になった事があって...このサイズならGoPro系のアクセサリが使えやしないかと!

そこでカタログスペックを色々調べたところ驚くべき事実が判明。RX0はGoPro HERO4と全く同じ大きさで設計されているのです。分かりやすく全て同じ縮尺にまとめたのが上の写真です。こうしてみると明るい色というのは確かに膨張色である事が分かりますね。RX0とHERO4は同じ大きさです! GoProはレンズがボディから飛び出した設計の為、ボディの厚さだけ見ればRX0のほうが長いのですが、実はそのレンズを含めた長さで計測すると0.2mmの差しかないのです。つまりRX0はGoPro HERO4のレンズの分だけボディの厚みがあるということ。横幅と高さはHERO4と全く同じ。

世の中的にアクセサリーの数ではまだまだHERO5よりHERO4のほうが圧倒的に多い事を考えるとこれはGoProアクセサリーを見方につけない手はないですよね。特に注目されるのはサードパーティーが販売しているGoPro用ジンバルの流用。RX0には手ブレ補正機能が付いていませんがジンバルが使えれば鬼に金棒。それでFHD960fpsスローモーションが撮れるのですから夢広がります。カメラ重量はGoPro HERO4の88gに対しこちらは110g(共にバッテリー込)ですからジンバルのモータートルクが若干心配ではありますが。

更に防水仕様ですからこのまま水の中にドボンもお構いなし! これは静止画重視の私にとってかなり響く仕様。水遊びだからといってGoProの画質で我慢しなくて良い!という事ですから。SUPが楽しみになります。

大きさからして鞄の隅に放り込んで常備するのが最適な運用と考えますが、私的にはこのカメラの場合拡張性にも期待したいところです。何たって前面のレンズ保護フィルターが4隅のネジで取り外せるよう設計されていますから、サードパーティーがそのネジを利用して各種オプションパーツを作ってくれそうですよね。現時点ではメーカー純正のレンズフードや、汎用30.5mmの光学フィルターアダプターが取り付けられるようです。恐らく近い将来テレコンやワイコンをリリースするメーカーは出てくるでしょうね。

一つ残念なのは絞り調整が出来ない事(F4固定)。という事は撮影はプログラムオートかSS優先ですね。

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