Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

写真に対する価値観が変わりつつある

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All Photo by inos

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4月2日に丸の内にオープンしたYELLOW KORNERへ。YELLOW KORNERは10年前にフランスで誕生した写真販売事業。

品質保証の付いたシルバーゼラチンプリントのアートフォトを、200アーティスト、1,500点の作品、9つのカテゴリーで展開。飾るシーンに合わせて全5サイズから選ぶことができ、それにより販売枚数と価格が決定。レコードをジャケ買いする感覚で「毎日の生活に気軽にアートフォトを」というコンセプト。

写真ファンに留まらず、自宅インテリアやオフィスのワンポイントに一般の方々にも写真の素晴らしさを知ってほしい...そんな想いが込められてのオープンとの事。素晴らしいショップが上陸したものです。

まだオープンしたてという事ももあり、取扱い作品数や作家数は驚くほどではないものの、今後日本のアーティストも取り入れていく方針と聞きましたから益々期待が持てます。店内はギャラリーを訪れるほどのよそよそしさもなく誰でも入りやすい解放感が特徴。それでいて外からのイメージはいかにもクリエイティブな空気を醸し出していますから街を行き交う人も興味津々。

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銀塩シルバープリントはサイズで言うと下か3番目のGRANDまででデジタル撮影の物はインターネガからのプリントのようで、それ以上のサイズはデジタルプリント。ブックマット販売のART SHOTは1万円以下という破格。額装用品もストックされていて4種類のフレームからチョイス出来ます。初めはフレームとプリントを購入し、季節ごとに中身を入れ替えるなんて楽しみ方もあります。

アクリルプリントのものも取り揃えており独特の透明感で存在感がぐっと際立ち、オシャレな店内の印象と相まってそちらに目が行きがちですね。聞けばこれらの作品はパリでプリント加工しそのままの形で日本まで運んでいるんだとか。物によっては畳ほどのサイズもありますから輸送だけでも相当大変ですね。いずれは国内でのプリントも計画しているそうです。

自宅に飾るなら自分で撮った写真を!と常々思っている私、しかしなかなかどうして世界は広いですからいろんなアプローチで表現されるアートフォトの世界も捨てがたいですね。今回も1点気になる作品があったのですがギリギリ購入を踏みとどまり次回へ持ち越し。写真に対する私の考えは、見る程に意味を感じる作品が理想であり第一印象だけでは決めないようにしています。次に見た時その作品が自分の目にどう映るか...それが楽しみだったりもします。

過去に例が無いようなアンテナショップの存在は心から歓迎するものですが、写真を飾る文化の無い日本にどれだけ受け入れられるかが今後最大のテーマになるでしょうね。ここもまた丸の内のお楽しみスポットとなった事は間違いありません。

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