Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

買い物をしなくても楽しめる施設

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All Photo by inos

diary6378

週刊誌のパーツを集めて組み立てれば、子供の頃夢にまで見た ”人型自走ロボットが自分のものに!” と話題になったRobiでしょ、知ってる知ってる!と言うなかれ、見た目は瓜二つなロボットですがこちらは ”RoBoHoN”。TOKYU PLAZA GINZAにはこんなものを扱うショップまで入っているのです。

さてこのRoBoHoN、その名の通りこれはロボット型携帯電話だそうで、通話やメールは勿論、カメラやプロジェクターまで装備しており、背中が液晶ディスプレイになっているものの基本操作は全て会話によるコントロール。「写真を撮って」と話しかけると私の顔をパシャリ!、続けて「プロジェクターに映して」と発すればお辞儀をしながらテーブルの上に今の写真を投影してくれるというギミック。なかなか面白いですね。「身長は何cm?」と問いかけると「約19cmだよ」と答えてくれましたから、週刊誌Robiの34cmよりかなりダウンスケーリングで同機能を実現したと言えますね。デザイナーさんは同じ人らしいので見た目の共通点が多いのは当然ですね。

持ち歩きには、子供用チャイルドシートを思わせる専用ポーチが準備されており、首からぶら下げて我が子と一緒にお出掛け気分で連れ出すのだとか。確かにそのスタイルも可愛かったです。ただこれを携帯電話とする必要があったのかはいささか疑問ですけどね。わざわざSIM登録しなくても通信が必要ならWi-Fi対応にしておけばスマホとテザリングで同じ事が出来そうな気がしました。

発売は6月を予定していて、3大キャリアの何処が取り扱うかは未定との事。って本気で携帯電話扱いにするみたいですね。価格も未定だとか。電話機能はともかくオモチャとしてちょっと欲しいかも。卓上ダンシングで癒されます。

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ショッピングをするだけの施設かと思いきや、2F/3Fには明らかに商売っ気抜きの技術展示スペースがあり、今の時期は「映像と花との美しい出会い」というテーマで壁一面の巨大スクリーンに迫力の映像が流されていたり、モーションセンサーとカメラを使ったグラフィックイメージの表示があったりで、買い物をしなくても楽しめる空間が展開されていました。

上の写真はまさにそのモーションセンサーを使った仕掛けで、ディスプレイの前を横切る映像をドットスタイルにリアルタイム変換した上に、動きのある部分にはCGの花が追いかけてくる仕組み。実はこの写真を撮るのは結構大変でして、動きが止るとその上が花で覆い尽くされてしまう為、常に動いていないと自分の姿は写せないのです。ファインダーを覗きながら体を右へ左へゆらゆらと...。花の色と服の色からしてお葬式みたいになっちゃいましたけど。

しばらくそんな事をしているうちに「随分楽しんでいらっしゃる」と思われたのでしょうね。やさしい係の人が話しかけてきてくれて色々説明してくれました。聞けばここは三菱電機イベントスクエア METoAと呼ぶそうで、今回は三菱電機とニコライ・バーグマンさんというフラワーアーティストの方のコラボレーション企画で実現した現代アートなんだとか。どおりで先進的にして何処か和風テイストな清潔感溢れるスペースだと思いました。

銀座の一等地でこうしたスペースを確保する事も、一流アーティストとのコラボにも相当な費用が掛かると予想されますが、この場で何か売り上げに繋がる訳でもないのによくぞここまでやったという感じ。次は7月にテーマチェンジを予定しているそうなので定期的に足を運んでみたいと思います。

こうしてみるとやはりここTOKYU PLAZA GINZAはただのデパートではない事が分かります。近年だと蔦屋書店/蔦屋家電などを見ても明らかなように、大型ショッピング施設のスタイルが大きく変わってきていますね。

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