Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

デザインとは形だけでなく性能まで考えるもの

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All Photo by inos

diary6659

先日購入したソニー製アクションカムFDR-X3000R。各種取付けマウントもないままに、空間光学ブレ補正の実用度を確認すべく小型三脚と両面テープを駆使して愛車MINIに取り付けてテスト撮影をしてみました。

取り付けたと言ってもいきなりバンパー下の地面すれすれに!なんて勇気はございませんで、車内ダッシュボード上にちょんと。

結果としてはZ軸(ロール方向)の揺れがほとんど発生しない車載映像ゆえ、上下左右のブレに関してきっちり抑えられた優秀な映像を残してくれましたが、大きな問題が一つ。これはアクションカムに限った事ではなく4K撮影可能な小型カメラ全般に言える事ですが、撮影中の発熱が激しく防水ハウジングを使用していないにもかかわらず録画が自動停止してしまう点。

今回は28℃程度の車内使用で録画開始後15分を超えたあたりから本体タリーLEDが点滅を始め、20分を超えたところで停止しました。その時点でカメラ本体に触れると「こりゃやばいね」という温度に達していました。裸でこれですから防水ハウジングに入れての使用だといったいどれくらい撮れるのか。風を当てたり水を浴びていれば状況はだいぶ変わると思いますが、愛車MINIのデフロスターは温風しか出ませんで。

こうしたスポーツカメラは防塵防滴性能が問われる一方で究極の小型化が求められますから設計上の放熱設計が難しいのでしょうね。

でも私は思うのです。発熱を最小限に留める設計は勿論ですが、原理的に発生する内部の熱は外に逃がさない限り温度は下がりませんから防塵防滴との両立を考えればボディを金属にするしかない...。しかし ”重量” さえもスポーツカメラの性能であるというなら答えは一つだけ!

ズバリ、三脚取り付けネジを熱コネクターとでも言うべき設計にすれば良いじゃないですか!

カメラ側の三脚ネジをアルミ製にして熱伝導率を高め、内部はそこに熱発生源を集中させた設計とすればネジは当然熱くなる。このてのカメラの運用上は三脚ネジを利用して何かしらのマウントで固定して使うのが普通ですからそのマウント自体をヒートシンクにしてしまえばいい...。今回のようにカメラを三脚に取り付ければネジを伝わって熱は三脚に逃げていく...。メーカー純正オプションの各種マウントは熱伝導率の高い設計となっており高価だが熱が逃げやすい!みたいなポリシーならサードパーティー製ではなく純正に拘る理由にもなるというもの。

そういうアイデアは何処のメーカーも考えないのでしょうかね。

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