Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

価格を除き買わない理由が見つけられなくなった

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All Photo by inos

写真を撮らせて欲しいとお願いしたら、気のいい店員さんに「是非、伊勢丹店と載せてくださいね」と言われましたのであえて強調するなら、発表直後のライカM10を新宿伊勢丹のライカストアで見てきました。

入店前はショーウィンドウの中に入っていてガラス越しに見るだけだと思っていたのですが、実際はショーウィンドウにすら展示されておらず店員さんに声を掛けたらコソッと奥から出してきてくれました。

比べてはいけないですが、コイツを前にすると私のX100Sがまるでおもちゃのよう...。マグネシウムボディのX100Sに対しこちらは伝統の真鍮製。しかし色を塗っている事を考えると素材の違いよりもやはり塗装の質の違いなのでしょうか...。日本の塗装技術をもってしても他社のカメラにこの重厚感が出ないのが不思議です。

さて、このカメラ最大の特徴がフィルムライカM相当のスリムボディ。手にしてみると確かにこれまでのデジタルライカより幾分薄くなった事が確認できました。バルナックを知っている人からすると更に2,3mm薄くなって欲しい願望があるでしょうが、Mマウントのフランジバックはそのままに、液晶ディスプレイやセンサーの厚さが追加されるデジタルボディにおいて、フィルムのそれに近づけたという点に関して今回はライカさん随分頑張ったと思います。恐らく今後出てくるMシリーズはこのボディサイズが基準になるんでしょうね。

カメラとしての機能とか操作性とかフィーリングとか、そういうものに関してはもう文句のつけようがありません。使いもしない機能てんこ盛りでボタンや深層メニューが肥大化した流行カメラと違ってM10にはボディ背面にボタンが3つしかない。動画撮影機能など未搭載。「私たちは写真を撮る道具を提供します!」と言わんばかりのこの設計に拍手を送りたいですね。

私も含め見た目の好みで正面の赤いバッチが不要という人は多いと思いますが、コレが外れて軍幹部にロゴの刻まれたM10-P(仮称)は、これまでの経緯からして恐らく1〜2年後の発売になるんでしょう。

ひとまず今日の時点で既に喉から手が出ていましたが、まだ発売前のモデルという事に助けられお持ち帰りせずに帰ってこられました。

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