Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

印象に残るのはいつでもアナログの世界

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All Photo by inos

電車内で雑誌を読む人の割合が、ここ数年で随分少なくなった気がします。文庫本とか新聞とかマンガの類いは昔も今もあまり変わらない気がするのですが、週刊誌や趣味の月刊誌などを広げている人は殆どいません。数年前までは車雑誌を読んでいる人を見かければ「購入を検討しているのかな?」とか、料理のレシピ本を読んでいる人を見れば「今日は手作りに挑戦するのかな?」とか、比較的ほんわかした印象を受けたものですが、今はそれらの情報は携帯電話やスマートフォンの画面の中に広がっているのでしょうね。

そうした時代の背景には昔を懐かしむ以上の利便性もあって、お気に入りの雑誌を購入したのは良いが、それから1,2カ月が過ぎた時、雑誌の内容として必要なのはほんの数ページなのに、記事としてとっておくには本1冊まるまる保管しなければならず、将来的に読むかどうかも分からない本達が行き場を無くして困っているという状況が減ったのも事実です。

最近では文庫本などをPDF化してくれるサービスもありますから、自宅の本を全てデータ化してしまう事も簡単に出来るようです。

それぞれ一長一短あるとは思いますが、紙の手触りや、印刷のにおいが、どことなく本の内容にマッチするようなエッセイなどは、どうしてもデータ化して読む事に今は違和感があって、邪魔になるほど沢山では無い我が家の本は未だにそのままの状態です。

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