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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

蛍光灯以上の光を求めて

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各社から続々と登場し始めているAQUA用LEDライト。近頃私も真剣に導入を検討していますが、現実は、数日前に蛍光灯ランプを新しいものと交換したばかりです...。

アクアリウム、特に海水を扱っていると、蛍光色の珊瑚を綺麗に浮かび上がらせたり、色揚げと言って珊瑚自体の色を濃く導くためには、明るい照明とブルー系の光が欲しくなる訳ですが、これまでの蛍光灯やメタハラで実現できる青はあくまで白色にフィルターを通したような水色っぽい青でした。しかしLEDの場合発光体そのものが青に光りますから、別次元の輝きが小さな水槽で表現できます。一度、青色LEDに照らされた珊瑚を見るとその美しさに虜になります。

と、青色だけを語ればそんな感じに話はまとまりますが、うっすら赤色を入れれば赤系の魚が綺麗に浮かび上がりますし、正統派の白だけで明るさを稼ぎ珊瑚の飼育を目的とした使い方も出来ると思います。これらを一口に言ってしまうと、これまでの蛍光灯やメタハラは環境光に近く、LEDはそこにコントロール可能な自由を取り入れた光と言えそうな気がします。

以前ここでも紹介したマメデザインのマメエコライト(写真左)はその先頭を走っているような製品で、値段に見合う性能とデザインを兼ね備えていますが、私の外掛けフィルター式 ”おかもちち水槽” (30cm×20cm)には少々大きすぎる点が悔やまれるところ。30cm程度の水槽を使っている人が蛍光灯からそのままLEDに乗り換える事を考えると、蛍光灯と同形状のほうが都合が良いです。小さな水槽にチョンと載せられる、今よりさらに小さくスタイリッシュなマメ・マメエコライト出来ないでしょうかね? → Rさん。

と言う事で色々調べて見ると、クラマタ ガラッシア300(写真中)も候補に挙がりますが、こちらは調光機能が無くLEDも青と白で固定のため必要にして十分ですが遊び心に欠ける気がします。次にウルマット アクア300(写真右)。こちらは比較的安価ですがセル単位の調光や色設定が可能でタイマー制御によるフェードインフェードアウトも実現できます。WEB上のサンプルムービーを確認する限り素晴らしい制御が出来ています。ただ、使用されているLEDの数のわりに値段が安すぎますから、使われているLEDは1W以下の ”高輝度” と呼ばれるタイプと推測され絶対的な輝度は期待できそうにありません。

LEDと言うと先に述べた通りコントロール可能な光なわけですから、ただ光らせるだけでは勿体なく感じてきてついつい欲が出てしまいます。マメエコライトやウルマット アクア300のようにRGBのフルカラーLEDを使用し各色を制御する事で好きな色が作れるのは非常に魅力的ですから、自分で材料を集め作ってみようとも思っているものの、3WクラスのフルカラーLEDは1個6,000円程度(私の水槽では最低6個必要)するはずですし、電球と違って、電流と明るさが比例しないLEDの場合、スムーズな調光を行うには電流制御ではなくパルス制御を考えなければなりませんし、それ用の電源も必要になったりして、結局買ったほうが安いのでは?という答えに行き着きます。

電球タイプのLEDも各社から発売されていますが、点光源に近くなってしまうのでアクセントには良いですが、それだけで環境光も兼ねた光源としては役不足に思えます。このジャンルの製品はもう少し様子を見ると選択の幅も広がってきそうです。

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