Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

まずはマウントアダプターで気楽に他社レンズを組み合わせる

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買ったばかりのα7RⅡ。昨日帰宅して喜び勇んで開封していた頃、海外では最新機種となるα9が発表されていたという...。新しいモデルの登場間近は承知の上あえて選択したα7RⅡ、私も大人になったものです。

さて道具としてのカメラの使い方は今更取説を見るまでもなく今すぐにでも撮影に出かけられるわけですが、今回はα用Eマウントレンズは購入していませんから、いくつか所有している他社製レンズとのマッチングを図らなければ撮影は出来ません。まあまずはマウントアダプターをカチャ!と着けるだけですぐにGoなんですけどね。

私が持っているレンズは、

Nikon Ai20mm F2.8(F-Mount)
Leica Summaron 35mm F3.5(L-Mount)
MINOLTA Rokkor 40mm F2(M-Mount)
Nikon Ai50mm F1.2(F-Mount)
Nikon Ai 105mm F2.5(F-Mount)

という事でメーカーもマウントも3種類。買ったボディはSONY E-Mountですからそのまま使用できるレンズはゼロという事になります。が、カメラ好きな方ならご存知のとおり現代は他社製レンズをとっかえひっかえ使える時代、そこにSONY E-Mountが大きく貢献してくれるわけですね。

手持ちのレンズが使えるかどうかはカメラのレンズマウント面からセンサーまでの距離(フランジバック)が関係するのでどのメーカーの物でも相互互換があるかというとそう上手くはいかないのですが、少なくともフランジバックの短いボディに長いメーカーのレンズなら下駄を履かせることで調整出来るでしょ!って考えで売られているのがマウントアダプターというわけですね。

フランジバックは代表的なところだと、

Nikon F(46.5mm)>Canon EF(44mm)>LeicaL(28.8mm)>Leica M(27.8mm)>SONY E(18mm)

という感じですから、この図式だと左のメーカーのレンズは右のメーカーで使える!という事になります(一部例外を除く)。近年はミラーレス一眼となったことでカメラボディ内にミラーが不要になりましたからボディを極端に薄く設計出来、E-Mountボディであれば過去の一眼レフレンズは大抵使用できるというわけですね。先日のニュースでフルフレームセンサーボディでSONYは世界第2位になったと報道されていたのも頷けます。だってレンズ互換だけで見ればNikon、Canon、Leicaのレンズといったら世界にどれだけ溢れているでしょう!って話ですからね。それらが全部味方になるかと思うと。

逆にNikonはちょっと可愛そうなところがあって、他のどのメーカーのレンズも使用出来ませんからサードパーティーも含めNikonマウント専用レンズだけで勝負しなければなりません。マウントを設計し直して新たな規格を作るのは簡単でしょうが、それをしてしまうと今後発売する新しいレンズは過去のボディで使用できなくなってしまいます。新しいレンズを使いたいユーザーはカメラとセットで買い直さなくてはならなくなり、古くからのファンを裏切る事になると考えているのでしょうね。

しかし近年は今回の私のように他社ボディでNikonレンズを使うような流れになってきていまして、流石にNikonも困ってしまうでしょうね。だって上の図式で見れば必然的にユーザーは左から右に流れますから、Nikonユーザーが一旦他のメーカーに浮気をすると戻り辛くなるという事。つまりSONY Eマウントのボディを使っている人がEマウントのレンズを購入すると、その後キャノンやニコンに戻りたくても右のレンズは左のメーカーでは使えませんからそのレンズを手放す覚悟がなければ戻れないのです。フィルム時代と違ってレンズを資産として残しカメラボディを定期的に買い替えていく現代の風潮を考えるとフランジバックの長さはカメラ業界の生き残りを掛けた重要なファクターですね。

ちなみに本日の写真はそんなSONY Eマウントカメラにマウントアダプターを付けてニコンレンズを装着した図。格好はさておきこうして過去の他社製レンズが活かせるのはユーザーにとっては有り難い事です。

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