Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

クイックシフト再調整、これ必須

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All Photo by inos

もう1カ月近くも愛車MINIに乗れていなかったのですが、クイックシフトのニュートラル付近に ”遊び” がある事が気になっていて、取り付け直後の記憶と比較しても明らかにそれは増えているため、気持ちの良い天気の週末を利用して点検してみました。

シフトの点検はアッセンブリーで取り外す事以外なら全て車内からアクセス出来ますから車をリフトアップする必要がありません。したがって、想像以上に手間のかかる ”シフトブーツの取り付け” 作業さえ覚悟すれば点検程度なら誰にでも出来ると思います。

実は今回の点検作業、フタを開ける前から8割方原因予想は付いていました。それはクイックシフトの支点となるボールが収まる紫色のケースを上から押さえつけている銀色の蓋、これが緩んでいるんだろうと...。予想は見事的中。この蓋は紫色のケースに捻じ込み式になっているのですが約2回転程緩んでいました。幸い大惨事には至りませんでしたが、この蓋が緩んで外れてしまうとシフトレバーが丸ごと抜けてしまいますから、ルパン三世のマンガのような事になるところでした。まあ、仮に抜けたとしても再度差し込めばそのまま操作は出来ますが。

通常は規定トルクで絞めてあれば緩む事の無いはずの蓋ですが、私のは取り付け時に完全に締めつけていなかった事が原因です。これは私のオーダーでそうしてもらっていたのですが、過去のエントリーでも書いた通り、MINI用のKAD製クイックシフトは新品状態でこの蓋をきっちり締めつけると、各所に遊びが全くない為に内部のボール部分が固定されてしまいシフト操作など殆ど出来ないくらい硬くなってしまいます。ですが、だからといってボール部分やケース内部を大きく削ったりしてしまうと今度は馴染んできた頃にクリアランスが大きくなり過ぎて緩くなってしまいます。そこで私はある程度アタリが出るまでは軽く手で締めつける程度にしておき、アタリが出たらきっちり締めつける計画でおりました。今回がそのタイミングという事ですね。

念のため完全に締めつけたらまだ硬いかと思い、0.3mmのシムを制作するようアルミ板を準備しておいたのですが、現時点で ”手で回せる最大トルク” できっちり締めつけた状態で丁度良いフィーリングになりました。という事は数年後には更にアタリが出て緩くなってしまう可能性もありますが...。

せっかく手間のかかるシフトブーツを外したので、ネジを締めつけるだけでなく、シフトレバーを一旦バラし内部のグリス状態なども点検、調整しました。組み上がってからのガッシリ感はクイックシフト取り付け直後のそれを取り戻した感じです。

これにて目の前に迫ってきたJAPAN MINI DAYへの準備も万端です。あとはオイル交換くらいでしょうか。

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