Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

東京モーターショー 2017 (2)

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All Photo by inos

東京ビッグサイトは幕張メッセと違って各ホールのレイアウトが横並びではありませんから、人混みを計算して効率良く見る為にはそのルートプランが重要。という事で、今回1番最初に向かった先は東ホールの一番奥にあるHONDAブース。ここからスタートして出口方面に向かって見てくれば無駄がありません。

HONDAブースで見たいものは大体決まっていました。まずはコンセプトモデルの展示となる上の3車種。

 

多分CIVICの生まれ変わり?ですよね。でも見方によってはVWゴルフに見えなくもないですけど...。全体のシルエットとタイヤ&ホイールのバランスからそう見えるのだと思います。いずれにしても良いデザインですね。可愛いのにカッコイイ。

スタッフの方に説明を受ける事もなくいったいこれらの車がどんなコンセプトで作られているのか情報収集には至らなかったのですが、後になって調べたところ特質すべき変わった要素はなく、近未来のEVコミューター的位置づけだそう。それぞれワンボックスタイプ、スポーツタイプ、コンパクトカータイプといったところでしょうか。

例によってこれらの車もグリル部分が電光掲示板式に文字情報を表示できるようになっており、車外へのメッセージや挨拶などを表示するディスプレイとして設計されているそうですが、いっそうの事未来のナンバープレートはこんなふうに電子式になると良いかもしれませんね。ただでさえ国毎に大きさや表示内容の異なるナンバープレートですからこんなふうに電子式になればそういった規制に縛られる事なくデザインできるはずです。

悪者はすぐにそのデータを書き換えて偽造ナンバーを表示しそうなものですが、悪い事をする人は今だって偽造プレートに付け替えたりするようですからそこに執着しても仕方ありません。

国内で用いられているNシステムはナンバープレートを画像として読み取る事で車種判定をするわけですが、それだっていつまでそんなアナログな事やっているんですか!って感じです。今後はナンバープレートの表示を電子化するだけでなくIDによる認識を進めるべきじゃないかと。地中に埋め込まれたNシステムが通過する車が発するIDを認識する!みたいな。そうすれば仮に電子ナンバーが書き換えられていたとしても車体固有のIDまでは書き換えられず車種の特定が確実になる!ってアイデア。きっと頭の良い人達は既に考えているんでしょうね。

その昔、キムタク主演のドラマの影響でHONDA TWというオートバイが流行った時期がありました。オフロード向きなごついタイヤを履いているのに街乗りがカッコイイ特徴あるスタイルでしたね。ブラウン管の中のキムタクは確か水色に乗っていたような記憶。

そのTWを現代版にリメイクし電動のeバイクに仕上げたのがこの ”Honda Riding Assist-e” かな?と最初は思いました。しかし蓋を開けてみると全然違いました。実はこの電動バイクは自立2輪走行を実現した言わばロボットバイク。

人が乗っていても乗っていなくても倒れない、オートバイ自身がバランスをとってくれる。更に倒れないだけでなく人が乗っていなくても走れる...。未来が現実になった!そんな気がします。ガジェット通信さんが動画を公開していましたのでリンクを貼らせて頂きました。

そんな未来を見た後なので急に現実に戻される感はありますが、今回のHONDAブースで見ておきたかったのがこちら、新型モンキー。

モンキーといえば誰もが知るポケットバイクのような可愛い50ccエンジンのソレ。しかし排ガス規制を理由に今年の夏に50年の歴史に終止符を打ち生産が終了してしまったのは記憶に新しいところ。最終限定モデルはあっという間に売り切れてしまいネットオークションで新古車を入手する以外もう手に入れる事は出来ません。置く場所さえあれば私は今でも欲しいですけど。

そんなモンキーのフルモデルチェンジと言いますか、生まれ変わりがこの新型 ”モンキー125”。

恐らく50ccでは実現が難しかった排ガス問題を、設計に無理の無い125ccとする事で効率を高め現実的な値に抑える事が出来たのでしょうね。しかし実車を見てびっくり、大きすぎるでしょ! 嘗て見てきたあのモンキーの印象からは二回りくらい大きくなっています。形はモンキーっぽいですが普通サイズって感じ。後ろにあるカブと比較しても見劣りしませんからね。

それでもこの歴史あるオートバイを切り捨てるのではなく今後も続けられるよう出来る範囲で形にしてきた点には好感が持てますね。世間の評判がどうなるのか発売後の広がりが楽しみです。

 

最近になって私の兄も購入したと言っていたS660。注文が殺到した発売直後の勢いはだいぶ落ち着いたと聞いていましたが会場ではやはり大人気でした。展示の仕方も上手かったですね。身近に感じられるよう平置きされていて自由に乗り降り出来、周囲に他の車を置かない事で皆が取り囲むように注目する...。

しかもこのカラー、限定だったか特別色設定だったか忘れましたが比較的最近追加された色。ホットケーキミックスホワイト(私が勝手に命名)。標準の白よりもオフホワイトみたいな柔らかさがあるためか女性にも注目されていました。ただこれくらい柔らかい色だとグリル周りの黒が締まりすぎている感じがするのでもう少しグレーっぽい限定カラーのグリルとか組み合わせてくれるといっそう優しさが感じられそうな気がします。

 

所々どことなく標準とは違うような同じような...詳細は知りませんので一応写真には収めましたが多分標準品と同じですよね。よく見たらS660ってセンターマフラーなんですね。

しかしまあこれはS660に限った事ではないのですが、リアガラスに貼られる低排出ガスのステッカー類って何とかならないものですかね。本来はそこに駐車場のステッカーも追加されるわけですからS660なんて後ろ見えなくなっちゃいますよ。私がエクステリアデザイナーなら怒っちゃいますね。何年も設計してきたデザインなのに、納車時に一撃でベタっとステッカー貼られちゃうわけですから。ナンバープレートもそうですがこうしたステッカー類ももう少し現代的なアイデアって出ないものなのでしょうか。

インテリアはタンカラーのシートとダッシュボード。オープンスポーツカーは大抵後から発売される限定車にタンカラーが採用されますね。汚れを気にしなければ優しく明るい印象のこのカラーリングはお洒落で良いです。

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