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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

思いつきで奈良を旅する(4)

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All Photo by inos

毎日 “仏様” のネタばかりだと皆 “ブツブツ” 言い始めるかと思いますのでこの辺で一息。私もいよいよオヤジ化ですね。ちなみに東京へは25日(土)に帰ってきましたがまだネタが尽きないので連載続けます。

奈良も観光地巡りだけならWEB検索で人気ランキングが沢山出てくるところ、神社仏閣だけでなく散歩がてら奈良の街を歩いてみたい...そんなふうに考えるといったいどこを目指したらいいのか!調べてみたらそれもすぐに見つかりました。その名も “ならまち” なるエリア。

 

ならまちは奈良公園の南西に位置しており、春日大社から奈良駅に向かうなら上手いことルートに面しているため、その存在を知っていれば道草するように立ち寄れる場所。

ただし、“ならまち方面“ みたいな案内は所々で見かけますが、”ここがならまち” とか “ここまでならまち” という看板はありませんから、目的もなく散策するにはエリアが広すぎて焦点が定まりません。始めは私もそんなふうに宛もなく徘徊していたわけですが、途中で観光案内所を見つけたので自分好みのお店や見どころが何処にあるか地図で教えてもらいそれをウェイポイントとして歩いてみることにしました。

教えてもらった “ならまち工房” はアートなお店が軒を連ねる個人商店の集合体。トンボ玉に代表されるガラス工芸のお店あり、アジアン雑貨のお店あり、中には缶詰専門店もあったりして、実に個性豊かなお店ばかりで飽きません。ちょうどデザインフェスタが実店舗になった!そんな感じです。しかもそんな “ならまち工房” は1,2,3と3グループ存在しますから、どんな人にも1つや2つは気になるお店が見つかると思います。ただ気になったのは殆どお客さんがいない事。個性豊か故、やはり万人受けするわけではないのかもしれませんね。

   

こうしたショップが軒を連ねているところは一旦入ってしまえば中の様子は分かりやすいのですが、入り口を見つけるまでは案外難しかったりします。人がすれ違えないような狭い入口だったりしますから。そして、ならまち全体に言えることは広いエリアに対しお店が点在しているので、行きたいと思う目的地がいくつかある場合はその間結構歩かなければいけません。私はぶらり散歩が好きなのでそれが逆に最適なのですが、効率よく巡りたいと思う人は事前にルートをちゃんと確認しておいたほうが良いですね。

目的もなく歩いていると、突然 “砂糖専門店” が出てきたり、奥まったところにお洒落なカフェが出てきたりして、その出会いが楽しかったりします。比較的商店街的な雰囲気の通りを歩いていて見つけた若手作家さんが出展するエリアで見つけたのが木工工芸のショップで、いろんなアイデア商品にも目がくらみましたが、店頭のプラケースに投げ込まれていた木の輪切りが私的にはちょっと気になりました。エアプランツや多肉植物と組み合わせたら良さそうだなぁと。持って帰るにはちょっと嵩張りそうだったので購入は諦めましたが。

   

近所にはトルコ雑貨のお店もありました。個人的にトルコ雑貨について詳しいわけではないのですが、パッと見てその派手な色彩表現にびっくりしてしまってちょっと立ち寄ってみた次第です。私の場合仕事柄こういったものを目にした時に、これらの色をデジタルで表現するのに必要な色域だとか、輝度だったらディスプレイは何nitあれば表現できるかとかそんなことばかり考えてしまって、この時ばかりは完全に仕事目線でこれらを見ておりました。

しかしトルコという国はこれほどまでに色彩豊かな国なのでしょうかね。だとしたら外国人が日本に来ると「どうして日本人は白と黒の服ばかり着ているのか?」なんて疑問が出るのも納得できますね。これだけ豊富な色使いなのに、赤系とか青系とか方向性がはっきりしているのが凄いですね。やみくもに派手にしているわけではないと!

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