Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

思いつきで奈良を旅する(3)

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All Photo by inos

初日の昼食はこちらの茶屋に決めました。せっかく奈良にいるのだから東京にもありそうなチェーン店みたいなお店では勿体無いですからね。

紅葉を見ながらのかき揚げうどん。風に吹かれた葉っぱがパラパラと舞っていて、絵に描いたようなシチュエーション。これは最高のお昼になるぞ!と思ったら受付で注文をしている間にあれよあれよと席がふさがり、何故か私はスマホに夢中の中国人カップルと同席。外人さんと同席は構いませんがそのスマホがなかったらなぁ。なんてことを思ったり。目の前のこの景色より素晴らしい情報がそのディスプレイには映っていたのでしょうか。

東大寺から林の中を歩きこの茶屋で休憩後向かった先は春日大社。紅葉をしない常緑樹だって綺麗ですよ。赤や黄色に飽きてきた頃だったからか緑も綺麗だなって感じたんです。勿論そこには有名な神社へと続く雰囲気ある石段あってのことですけど。私的にはその辺に生え揃ったコケのチェックも怠らず。

 

私とした事がここ春日大社は南門ではなく西門から入ってしまったため「いったいどこが正面?」みたいな状態になってしまいました。おまけに予備知識もなかったため春日大社の全体像みたいなものも描けていませんでしたからね。金閣寺ならこの角度!みたいなのってあるじゃないですか、そういうのが残せていないので初めて見る人はどんな場所か想像しにくいだろうなと。

どうやらこの春日大社は灯籠で有名らしく、他の神社ではあまり見ない光景として敷地内のあちこちに火の灯っていない灯籠がズラリと並んでいます。

そして明るい昼間でもそれらの灯籠の美しさを感じてもらう目的なのか灯籠之屋なる場所が存在し、暗幕を潜って中に入るとなんとも美しい灯籠の数々がぼんやり光っています。灯籠は一つ一つ表面に描かれた絵が異なるので中には文字だけが光るものもあったりして見応えがあります。写真は輝度レベルを調節していますが実際はもっと暗いです。

この日はこれにて観光地巡りは終了とし、この後は奈良町(ならまち)なるエリアの散策に移りました。

 

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