あっという間に師走突入です。歳を重ねるにつれ1年の経過が早く感じると言いますがどうやら本当のようです。小さな子供にとってはクリスマスが目の前で今年最後の楽しみを心待ちにしている頃でしょうか．．．。

大人にとっての年末はただ忙しくなるばかりで、中でも年賀状の準備はなかなか面倒に感じてしまうもの。とは言え嫌々出すのも相手に対して申し訳ないという事で、ここ数年はその準備を自分自身が楽しめるよう紙選びから始めてハガキを作るところを工夫したのですが、今年は年賀状を出す行為そのものを全てやめてみようと考えています。

年賀状って言ってみれば新年の挨拶状、遠方にいて直接会って挨拶の出来ない相手に対して送るもの．．．ですよね。ですが現代はなぜか直接会えるくらい親しい人にしか送らないのが年賀状。それもパソコンで打った活字が並んでいるのが普通になり、場合によっては絵柄入りの官製はがきに住所が記載されただけのものとか．．．。送るほうがそれなら受け取るほうも軽視して見るようになる。「ふ〜ん、誰々から来たのか」と、ちらっと裏返して見るだけみたいな。

なんだかそこに手間暇かけて写真の選定や試し刷りなど10月から始める私は本当に意味のある事をしているのだろうか？ と。自分自身が満足出来るならそれも良いのですけどね。それを負担と感じるなら止めてみるのも一つの選択肢だろうと。

それでも来年も再来年も私宛に出し続けてくれる人がいるとしたらそういう人にはまた再開すれば良いんじゃないかと。多分その人こそ挨拶状を送るべき人な気がしますから。