Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ゆっくりしたかった

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All Photo by inos

この週末は中野あたりをぶらり散歩するくらいのつもりでおりましたが、それは土曜の夕方が雨になりそうだという曖昧な天気予報を鵜呑みにして考えていたプラン。しかし昨日の夜の段階ではどうやら雨の心配はほぼなさそうだからして、それなら!と、ここのところご無沙汰だった愛車MINIでのお出かけプランへ変更。

遊びに行くというよりは温泉でゆっくりしたいという希望を最優先に考え、せっかくなら近所のスーパー銭湯ではなく箱根あたりがリーズナブル。日帰り温泉入浴ならスーパー銭湯と料金変わりませんからね。プラスαは車のガソリン代くらいのもの。

私の事ですから世間様が渋滞にはまるような時刻に移動したりはしません。朝は3時起床。道路がスキスキの早朝(というか夜)移動で現地到着目標は朝の6時半。こうした計画により箱根なら東名高速を使わずに246南下ルートで2時間半で到着します。昼間の東名ルートも渋滞を加味すればだいたいそんなもんでしょう。

ただ、朝6時半に到着してもそれからどうするのさ!温泉なんて宿泊客以外そんな時刻には入れないだろう!とツッコミが来そうですが、調べてみたところ ”湯の里おかだ” という温泉宿が朝6時から9時まで早朝営業をやっており、場所も天山の隣に位置しており、もし満足度が低ければ天山にはしごも可能という保険付きで今回の計画を立てました。ちなみに天山は9時からの営業です。

 

さすがにお風呂の写真を撮るわけにもいかないので掲載ネタがございませんが、結果的にはまあまあの温泉でした。温泉ってWEBに掲載されている写真を鵜呑みにして行くとがっかりすることが少なくありませんが、天山ほどの貫禄はないものの結構しっかりした施設でした。ただ露天風呂がいくつかあるわりには遠くの景色が見えるわけではなかったので、ちょうど日の出の時刻の入浴でしたからその辺りが勿体無かったかなと。

昼間や夜は分かりませんが早朝入浴に日帰りプランで立ち寄る人は少ないようで今日は見たところ私だけでしたね。他は皆お泊まり客の浴衣を着ておりました。その代わり空いていて良いです。

さて、いくらゆっくりすると言っても温泉に3時間も浸かっていることはありませんで、休憩も含め2時間程度で出てきてからは箱根湯本の駅周辺をカメラ片手に散歩。朝9時くらいですがもう国道1号線はこの渋滞。やれやれ。

 

お土産屋さんがずらりと並ぶ...と言っても温泉街のお土産と言ったらだいたい並ぶものは決まっていますね。温泉まんじゅうなんて視界に入らない方がおかしいくらい売っていますが、京都の八つ橋同様、あれも似たような名前でいろんなブランドのものが売られていて一体どれが本物なの?という疑問が湧いてきます。そんな時は試食してみるのが一番。正直どれも大きく変わりません!

さてそんなお饅頭を横目に私が立ち寄っていたのは寄木細工を得意とするショップ。購入目的ではないにせよ最近は寄木で作った雑貨に興味があったのでこんなところで見られるとは思っておらず思わず入店!という流れ。

店内では優しく親切なおばちゃんが色々話をしてくれて、寄木細工の製作工程のサンプルとかも展示されており実に面白かったです。この後他のお店でも寄木細工が売られているのを目にしましたが箱根って寄木が有名なんでしょうか?

裏通りを歩けば有名な手ぬぐい屋さんが出て来ます。最近は東京でも手ぬぐい専門店があったりしますから今回は手ぬぐいそのものではなく、そこで見かけた ”松ぼっくり” に注目。超巨大な松ぼっくり...一緒に写っているカボチャが逆に小さめサイズなので比較画像として撮り方を失敗しましたが、手のひらに乗せるにも2つが限界というサイズ感の松ぼっくり。何に使うかは工夫次第、エアプランツやインテリアと組み合わせたい時が出てきそうな気がしたので忘れないよう写真に収めました。

 

どこからともなく良い香りが...。道路の反対側でしたがそこで干物を焼いている!というのが説明無しにわかる素晴らしい宣伝効果。近づいてみるとどうやらこの干物屋さんは店頭に七輪が準備されていてお一人様一切れ限定で勝手に焼いて食べて良いシステム。

早速私も仲間に入れてもらい炭焼きを楽しみました。3種類準備されていた魚の中から私が選んだのはエボダイ。確か伊豆周辺で有名な干物ですよね。焼き始めるとすぐに近所の猫がやってきておこぼれを期待していましたね。そのおかげで意外と時間のかかる焼き時間が退屈しませんでした。

朝9時でも殆どのお土産屋さんがオープンしているのには驚きましたが、食事をしようと考えると流石に9時は早過ぎて一番早くても10時オープン、遅い店は11時オープンです。特に狙いを定めて向かったわけではありませんが、そういえば何年か前にもこの店の前を通ったことがあったなぁと立ち止まり、丁度そこにオープンを待つ人の列が出来ていたのをきっかけに私もその最後尾に並んでみることに。

はつ花” というこのお蕎麦屋さん、水を使わず蕎麦粉と自然薯と卵だけで打つ事で有名らしく、入店時には15人くらいの列が出来ました。私は5番目くらい。山かけ蕎麦が一番人気なようなので悩むことなくそれを注文。店の雰囲気、テーブルやカウンターの感じ、見た事があり座った事もあるような気がするのだけれど、食べた蕎麦は思い出せない...。

多分食べたことあるんでしょうね。そうじゃなかったら店内の様子を覚えているなんて事はないはずで。それよりも店先の風に揺れる ”新そば” と書かれたのぼり、以前もそれを写真に撮ったことだけは覚えているんですよね。食べたものは思い出せないのに写真に撮ったものは思い出せる...それって観光としてどうなんでしょう。あらためて自分の目で見て舌で感じることの大切さを感じましたね。

オープンとともに15人のお客さんが一気に入店した割には待ち時間も少なく目の前に山かけ蕎麦が登場しました。見ても食べてもやっぱり思い出せない...。そして肝心のお味の方はというと、ん〜正直印象に薄い感じの味といいますか、そもそも蕎麦ってパンチの効いた食べ物ではないですからね、それで記憶にないのかも...なんて。長野出身の私ですからそばには厳しいのですよ。日本で一番美味しい蕎麦と言ったら...そうですね新潟のへぎそばでしょうか。

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