Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

大王わさび農場を訪れる

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All Photo by inos

安曇野と言って思い浮かぶ見所はここ大王わさび農場。これまた長野(南部)出身の私は初めて訪れる場所。

わさび畑って我が実家の近所にもあったんですよね、子供の頃は “入ってはいけない” と言われるそのエリアへ立ち入ってはふきのとうを獲ったものでした。だからいくら安曇野でここが有名だと言われてもわざわざ見に行くほどのこともないと思っていたのかもしれません。実際訪れてみるとその規模に驚いたわけですけれども。

わさびというのは栽培するのに綺麗な水が必須と言われていますが、長野県であれば市街地でなければそこそこ水は綺麗なのでここでなくても育てる事は出来るのではないかと思います。ただし気温とか日差しの問題は別問題ですから安曇野がここまでわさびで有名になったからにはあらゆる要素が上手くバランスした貴重な土地なのでしょうね。

NHKの朝ドラ ”おひさま” でロケ地として使われていたのがこの辺りだそうです。私は放送を見たことがないので分かりませんが...。

テレビで使われていたかどうかは別にしてこの水車の雰囲気と、水草まで透けて見えるこの美しい川はそれだけで見る価値がある風景と感じました。都会に流れる川と違って、防波堤とかコンクリートブロックとかで囲まれていない自然な感じがなんとも言えず良いのです。

わさびの葉をちゃんと観察した事はなかったですが、ここで育っている葉はスーパーマーケットなどで見る葉より一回りも二回りも大きく元気な気がします。大地の栄養とか違うんでしょうか。

少なくとも日差しの調整はこまめに行なっているようで、園内でもあちこちで日よけの黒いシートをスタッフの方がマメに調整している姿が見て取れました。水を汚さぬようそっと歩きながらこの作業を行うのはかなりの重労働だと思います。なんたって畑の面積がとんでもない大きさですからね。

これだけお手入れが行き届いていて、なおかつ観光地のように見学ルートまで整備されているのに入場は無料です。いくらお土産を買ってもらうと言っても利益とのバランスはなかなか難しいんじゃないでしょうか? ブランド名を広めて料亭などに高値でわさびを買ってもらう...そういうことでしょうか?

3密?なんですかそれって感じで大賑わいのおみやげコーナー。ここでは定番のわさびソフトに並ぶ列。勿論私も食べましたとも。

子供などはいちごソフトを注文する姿がありましたが殆どの大人はわさびソフトもしくはバニラとのミックスを注文しておりました。大王プレミアなるメニューもあり、そちらだとソフトの中にわさびが練り込まれているだけでなくすり下ろしたわさびが添えられていますからここならではの味わいが楽しめます。そちらはお高いので我々はバニラとのミックスを注文。

まあ見た目は想像通り。味の方は...我々含め少なくともあちこちから聞こえてくる声は「美味しくはないな」という意見。そう、これは話題性を楽しむものであり美味しいソフトではないですね。仮にそこにすり下ろしわさびが添えられたとしても方向性は大きく変わらないでしょう。せっかく来たのだから食べてみたい!それでよろしい。

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