Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

本と電子書籍は別のものになった

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近頃めっきり本を読まなくなりました。とはいえ以前よりあまり読むタイプではありませんでしたがスマートフォンを持つようになってからは、よほどのことがない限り本ではなくWEBサイトやPDFのお世話になっています。単に荷物を減らしたいという理由と、電車の中でスマホから本に持ち変えるなどの動作がおっくうだからだと思います。

もう7,8年前のことになるかと思いますが、AppleさんがiPhoneに続いてiPadを発表した際、そのサイズの必要性の上位に「本の代わりに」つまりは電子書籍の提案があったかと思います。タブレット端末は未来の本だと。

電子書籍サービスを展開するAmazon等の競合メーカーはこぞって安価なタブレットをリリースしましたね。今もその傾向は大きく変わっていないと思います。

私はタブレット端末を所有していませんが、正直なところiPhoneでさえ細かな文字を本気で読んでいると目が疲れてしまいます。それは文字が小さいからという理由ではなく明らかに液晶ディスプレイのバックライトによるもの。それがタブレットサイズになったら更に疲れるんじゃないかとも。

iPadがリリースされて7,8年が経過した今、端末はどんどん安くなってあの頃よりも購入しやすくなったにもかかわらず、それで雑誌や新聞記事を読んでいる人はそれほど多くないような気がします。私のように目が疲れてしまうという理由も少なくないと思いますが、何よりメディアの見せ方が変わったのでしょうね。本と同じように見せようとすれば同サイズのタブレットが必要ですが、今はスマートフォンに最適化された縦スクロールデザインで構成される文書が多いからだと思います。

情報を収集するだけなら本でもスマートフォンで良いです。それでも本でなければいけない理由があるとしたらそれはすこし贅沢な方向になってきたのかもしれません。ちょうどフィルム写真を扱うように。

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