Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

現代はカラフルなはず

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All Photo by inos

学生の頃なら、好きなアーティストの新曲が発売されればそれをリピートして聴きながら通学するとか、駅前のアーケードを歩けば特別好きな曲ではないのに鼻歌で歌えるくらい耳に入ってきて思わずCDショップで手に取ってしまうとか、ウィンドウショッピングでもするように音楽との出会いってあったと思うのですが最近はあまり感じられない気がします。本当は色んな音が耳に届いているのかも知れませんが印象に薄いというか...。

人には「時代も変わったけれどそれは自分自身の感覚も同時に時代遅れになってきたんだよ」なんて言われた事もあって、確かに私の感覚そのものが今の音楽シーンに最適化されておらず、若者がキャッキャするようなアーティストの曲を聴かなくなった...とも言えるのですが、それを加味しても街のあちこちから聞こえてきた90年代の勢いは現代には希薄ですよね。

物事を「ビジネス」というワードで固めようとすれば芸術の世界というのは実に分が悪く対等に話し合ったら ”本質より結果優先” の方向に転がって、ルールに則り作られる作品は皆同じような形になりがちです。芸術って人と違ったものを形にしたり、見た事もないようなモノを見せられるから感動するはずなんですけどね。

だから本当は作者の名前って重要ではないって言うか、「この曲って○○ってアーティストっぽいよね」とか「このジャケット写真って○○っぽいよね」とか作品ありきで作者の名前が連想されるくらい特徴がほしいと思います。

「夏」って言ったら昔はあのアーティストだったな!ってそんな事を思い出した季節外れの夏日。

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