Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

DESIGN FESTA 2018.5(2)

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All Photo by inos

今回のデザフェスから久しぶりに東京ビッグサイトの西ホールに会場が戻ってきました。ここしばらくは同じビッグサイトでもずっと東ホールでしたからね。平屋っぽい東に比べ2階建ての西のほうがアドベンヤー感溢れていてワクワクするのは私だけではないはず。

約5,000ブース、15,000人のアーティストが出展するイベントスケールは伊達ではなく、東京モーターショーと同じ規模感でフロアを占有するわけですから来場者数もかなりのもので前回の統計からすると今回も60,000人近くになっただろうとの予想。実際当日は凄い人でした。人気ブースの前は通勤列車の中みたいな感じでしたからね。女性向けアクセサリーを扱うブースに人気が集中している感じがしますからそこを避けるように見られれば効率が良さそうですが、何しろアクセサリーを扱うブースが場内で一番多いわけですから全体にまんべんなく混んでいるわけで...。

こうしたイベントで私が興味を示すのは、やはりありふれたもののバリエーションより創意工夫が見て取れるハンドメイドクラフト感だったりしますから、5,000もの出展の中でもツボにハマるブースというのはそこまで多くはありません。ただ、実物を見てみない事には判断がつきませんから結局会場の端から端まで1日掛りで全ブース目を通す事になります。

TAKORASUさんという方のブースが目に留まりじっくりお話しをお聞きしました。特徴ある空想系イラストを展開する作者さんで全体的にモノトーンが強い印象ですが、驚くのは絵を描くだけでなくムービーも作っていたり、それにあてる音楽も作っていたり、描かれた空想の世界をそのまま電動で可動する3Dモデルとして販売していたりするところで、3Dモデルに関しては噛み合わせるギアの1枚1枚まで手作りという手間暇のかかった作品を展開しています。

額縁に収められた飛び出す画シリーズとその世界観は正直何処かで見た事があるような気がしますが...この方の凄さはやはり描かれた世界を色々な手法で形にしているところでしょうね。

今回のイベントから復活した暗いエリアシリーズ。確か2年くらい前のデザフェスまではこうして会場を暗くしたエリアが存在し自発光を活かした作品展示が行われていましたが、ここ数回のイベントは会場が東ホールだった為か廃止されておりました。それが今回からまた復活というわけですね。

LED光源を活かした作品や、和紙などの素材感を光を透して表現するアーティスト、最新技術で小型のプラネタリウムを実現したブースなど様々な工夫が見て取れました。どちらかというと暗いエリアのブースは手間暇かけた作品が多かったように感じられましたね。流石に見せ方の工夫をしないとただ並べただけでは見えない環境なわけですから作者の方々もそれなりに計画を立てて挑んでいるのだと思います。

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