Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

いよいよ始動開始。今後の映像業界の鍵を握るソフト

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All Photo by inos

以前にも少しだけご紹介したノンリニア編集機 ”Lightworks” が手元に届きました。まだ現時点ではパブリックベータ版なので安定性等を判断するのではなく少し体を慣らすくらいのつもりで触っています。何より、数年ぶりに息を吹き返した最速ノンリニア編集ソフトですから今日のこの日を楽しみにしていました。

DOSプロンプトに ”go” とタイプして起動していた頃の元祖Lightworksに初めて触れたのは94年の事。そうWindows95が登場する以前にほぼこのインターフェースが完成していたのですからハリウッドが黙っているはずが無かったわけですね。日本国内ではまだコンピューターに映像を取り込んで編集する文化が浸透していませんでしたから、むしろテープで編集しない事に不安を感じる人もいたくらいです。その後世間はAVIDの名前と共にすっかりノンリニア編集が当たり前になったわけですが、 ”HD化には対応しない” と宣言したLightworksは世の中から少しずつ影が薄くなって行きました。その間も私はこのソフト(当時は専用筐体とコンソールでの販売でした)のユーザーであり、またメーカー側への技術協力という形で既存ユーザーや新規ユーザーに対し操作説明などを担当させて頂いておりました。

個人的には大好きなソフトでしたが、そんな理由から誰もが消えて行く運命...と感じていた所、ここにきて今まで以上に強力になっての復活ですから、実に嬉しい知らせです。私が知る限り今日のパブリックベータ公開までの事前登録者数は26,000人を超えていました。世界中からそれだけの映像関係者が注目しているという事ですね。

今日の時点ではとりあえずMacのBootcamp環境で動作するWindows 7 64bit OSにインストールし軽い動作チェックを行いました。コーデックにはMatrox VFWを使用しますが、どういうわけかMXFファイルやAVCHDが正しくインポート出来ませんでした。本来は対応するコーデックのはずですのでベータ版だからなのか、私のインストール手順にミスがあったかのどちらかでしょう。今後じっくり検証してみます。

昔のLightworksとはデザインが大分変わった事もあり、所々戸惑う事もありますが、触り始めればマニュアルを読まずして思い出せる範囲。でも本当にこのソフトが本領を発揮するのはコンピューターのキーボードによる操作ではなく、UFOのような専用コンソールからのオペレーション。

いずれ私はこのソフトと長いお付き合いになる事でしょうから、キーボードと専用コンソールの両刃使いを目指したいと思っています。

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