Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

SMART ILLUMINATION 横浜 2018(2)

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All Photo by inos

まるでCGの世界に飛び込んだようなグラフィカルな空間も光による演出。この幾何学的な真っ赤なラインはいったいどうやって光らせているのか? 誰もが近づいて確認していました。

まあ普通に考えるとレーザー光線だよね? と思うわけですが実は違ったんですよね。これすべてブラックライトの反射で光っているようです。沢山の格子模様は白い糸が規則正しく張られておりそこにブラックライトを当てることで光ったように見えている...。ブラックライトの反射でよく見るのは青白く光るものですが、こちらの糸はおそらく赤く反射するよう特殊な塗料が塗られているのでしょうね。一枚目の写真で前方を歩く人のリュックが白く光っているところを見てもブラックライト自体は一般的なものである事がわかります。

この展示は誰でも真ん中を歩く事が出来るのですが、例によって長蛇の列でとても並ぶ気にはなれませんでした。

光るジャケットを着てムチのようなものを振り回しながら歩く人を見かけました。ちょっとキラキラしているというレベルではなく周囲を明るく照らすくらい光っているのでその存在感は凄まじく、この人が歩いてくるだけで道は開けますし、その後たちまち人だかりが出来る。渋谷のハロウィンパーティーもびっくりのコスチューム。

そして、発想そのものから若さを感じられたのが ”ほうきギター” がテーマの展示。掃除に使うほうきを参加者が手に持ちエアギターのごとく弾く真似をすると大きなギターサウンドとともにプロジェクターから背景にグラフィカルな映像が映し出される仕組み。音によって投影される映像も刻々と変わりますし、弾いている本人にもライトがガンガン当たるので、じっさいはただのほうきを持っているだけなのに気分だけはプロのギタリスト! みんな楽しげに参加しておりました。

スケール感で言ったら他の作品には敵いませんが、大人のライティングで落ち着いた美しさを放っていたのがこちらの光るバラ。ガラス容器と組み合わせているあたりが私好み。このSMART ILLUMINATION 横浜なるイベントは老若男女あらゆる人が訪れますから、若者だけでなくお年寄りにも響くような出展が心がけられているように感じました。これだったら見るだけでなく買いたい!という人も出てきそうですね。

その他何でもないような橋に虹が投影されていたり、周囲の音に反応して色が変化する照明など個人の出展もいろいろ楽しめました。

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