Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

SMART ILLUMINATION 横浜 2018(1)

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All Photo by inos

東日本大震災をきっかけに、環境にやさしい未来の夜景のあり方を考えるをコンセプトにスタートしたイルミネーションに特化した国際アートイベントが ”SMART ILLUMINATION 横浜”。8年目となる今年私も初めて足を運んでみることにしました。

2018年は10月31日から11月4日までの5日間、17:30から21:30まで横浜みなとみらいの像の鼻パークにて開催されています。

大学や個人作家さんなど多くのクリエイターによるイルミネーション作品が会場のあちこちに点在する形で展示されており、見て楽しむものから参加型まで様々な作品を見る事ができます。多くの作品がありますからとても1日のブログでは掲載し切れないため今日から数日に分けてご紹介できればと考えています。

これは面白い!と思ったのが上の3枚の写真にあるように、蓄光塗料を使用した落書きコーナー。蓄光塗料=夜光塗料はアナログ時計の文字盤によく使われているあれですね。強い光を吸収し暗闇でも光り続ける特性があります。この作品はその塗料が塗られたシートが壁に貼られており、参加者はペンライトを使って光を当てる事で壁に発光する絵を描くという発想。やっていることは単純ですがキャンバスのサイズがかなり大きいために実物大の影絵が作れるのでこれが案外面白いのです。

自分の手のひらを壁に置いて上から光を当てるだけで、そのシルエットがくっきりと残り、なんだか壁の向こうからゾンビが襲ってくるような絵が簡単に出来上がりますし、猫や犬のような動物の型紙を使えば本物のペットが存在しているかのような絵が出来上がります。誰でも簡単に参加できて、非日常的な結果が現れるとあって参加者は長蛇の列が出来ていました。

色々話を聞かせてもらったところ、これを実現するためには普通の懐中電灯くらいではダメなようで、ブラックライトを使うのがコツなんだそうです。短時間で強い光を残せるのだそうです。

会場の中心で一番目立っていたのがこの ”光の実” と呼ばれる作品。本物の木に水風船くらいのライト入り短冊を吊るす、いわば季節外れの七夕飾りみたいなもの。近くの建物の中で子供と一緒に願い事(だと思う)を書いた光の実をこの木の枝に吊るしていく...。沢山の人の想いが詰まった一つ一つの実がこの大きなイルミネーションを作り出しそれが作品といてどんどん存在感を増していくという、こうしたイベントにうまくマッチした展示になっていました。

規模も大きいのでなかなか見応えもありましたね。しかしこれらのライト、イベント終了時刻になったら一つ一つ手作業で消すんですかね? 間違いなく中にはLED電球が入っているのでしょうが、一つ一つは桃やリンゴのように紙袋のようなもので包まれていますから、スイッチをオフにするためにはその袋から取り出して初めてOFFということになりますから一つ一つやっていたら朝になってしまいますよね?

もしかすると中のLEDライトは昼間も点灯させっぱなしにしているのかも知れませんね。このイベントに限って言えば数日間点灯してくれていれば良いわけですから内蔵バッテリーはそれくらいの容量があるのかも知れません。またはすべてのライトは同期していて、外部からリモートでOFFにできるとか? いくらなんでもそこまでお金はかけませんよね。

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