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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

LAOWA 15mmとキツネと新年を迎える

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All Photo by inos

新年明けましておめでとうございます。今年は星空からのスタートです。

年が明けて1時間後くらい、つまり深夜1時くらいにキツネと仲良く星景写真を撮っておりました。マイナス5℃くらいだったでしょうかね。寒空ですが一旦カメラをセットしてしまえばあとはワイヤレスで車の中からiPadの画面を見ながら撮影できますから楽になったものです。

今回はLAOWA 15mm F2を使用してのデータ取りが主な目的であえてポータブル赤道儀無しの三脚ポン付けという手抜きセッティング。赤道儀を使わなければ当然長秒露光で星は流れますから、星空撮影で一般的に言われる500ルール(500÷35mm換算レンズの焦点距離 = 500÷15mm)で計算した33秒(約30秒)での露光に留めました。この撮影の狙いは絞り値に対するコマ収差、色収差、周辺光量落ちの確認ですね。

◎撮影地
長野県南箕輪村
◎撮影日時
2019年1月1日 1:00~
◎撮影機材
・SONY α7RII
・LAOWA 15mm f2
◎露出時間
ISO1600 F4 30S
コンポジット無し

F2という比較的明るいレンズとは言え、解放付近は各収差と周辺光量落ちが大きいですからF2.8、F4が狙い目。この撮影でF2.8では周辺のサジタルコマ収差がわずかに現れF4まで絞ればかなり改善される様子。よって、赤道儀が使えてじっくり長秒露光が出来るのならF4、赤道儀がなく三脚ポン載せの場合は周辺のコマ収差は目をつぶってF2.8でSSを稼ぐ感じでしょうか。勿論、コンポジット処理にてS/N改善を狙うなら当然赤道儀使用が前提ですが、旅先で撮りたいときにポタ赤を持っていることなど稀ですからね、こうしたテスト撮影が役立つのです。

ちなみに500ルールで15mmレンズSS30秒ではちょっと星は流れますね。250ルールくらいが適当かと思います。

冬なのでオリオン座を中心に狙いましたが私のα7RIIはIRフィルター取り外し改造などしておりませんので、波長の長い赤はカットされバーナードループはほとんど写っていませんね。目を凝らしてよく見ればオリオン座がうっすら紫色っぽく見えていますが言われなければ気づかないレベルです。天の川も夏の存在感には敵わず。

今回の結論、LAOWA 15mm F2レンズでの星景撮影は、ISO1600、F4、SS60、赤道儀あり、8枚コンポジットあたりが妥当な感じ!。今年も春には綺麗な天の川撮影に挑戦したいですね。

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