Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

自分なりの工夫をすれば尚楽し

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All Photo by inos

先日購入したテラベースですが、本格的なテラリウム作りに入る前に私は自分流のカスタムを計画しておりました。アクアショップでウインドウショッピングをしているように見せかけて色々研究していますからね、購入したからといってそのままでは使いません。

今日ご紹介するのは(と言っても作業したのは昨日ですが)その第一弾 ”ペイント” です。ペイントと言っても見栄えをよくする目的ではなく、むしろ一番見えない場所を塗る...。

テラベースは以前もご紹介した通り陶器で出来た筒。例えるなら花瓶ですね。でも一般的な焼き物と違うのは表面に釉薬を塗っていないので中に水を入れると少しずつ水が浸透し表面に滲み出てくるというところ。だから間違っても花瓶にはならないわけですが、その性質を利用して表面に苔などを貼り付ければ常に湿度がキープされ成長に適した環境が整うというわけ。ADAのWEBサイトを見ると中に入れた水はおよそ1週間で空っぽになるらしいです。

しかしこれを使ったショップの展示を実際に見ると、水槽の下の方に2,3cm水が溜まっていることが多いですし、店員さんの話を聞くとだいたい1日でそれくらいの水は染み出してくるとの事なので、おそらく想像以上のペースで筒の中の水が減り、そして染み出した水を水槽から汲み出す作業に追われる事が予想されます。

そこで今回のペイントというわけです。この筒から水が染み出すとしたらいったいどこからだろうと想像すると、どう考えても下1/3くらいに集中するはずです。だってたっぷりの水を入れた場合に水圧が高まるのは下の方ですし、染み出さなくて良い底の面積も加味すれば答えは明確なわけで。更に多かれ少なかれ染み出した水が水槽に溜まりそれを陶器の性質で吸い上げることを考えると常にビショビショなくらいに濡れているのも下の方でしょう。

だったら下の方だけ内側をペイントし水が染み出さない構造にしてしまえば、筒の上の方だけから水が染み出し、それは自然と下の方へ伝って落ち、やがて水槽の底に溜まった水は筒の下の方から表面張力で吸い上げられ全体のバランスが保てるのではないかと考えたわけです。染み出す水の量もペイントしない時より減るはずですから、排出された水の汲み出し作業の手間も減らせるだろうという魂胆。

新聞広告を使って筒全体をマスキング。内側の下の方3cmを塗装対象とし、自転車イベントで試供品として貰って使い道のなかったラバースプレーを重ね塗りしました。筒の底の方にスプレー塗装するのってかなり大変で、ジェットがなかなか届かないんですよね。吹いてもその分逆流して吹き返されますから、自分の手だけが染まっていく感じで。合計10回くらい重ねてようやく完成。赤や青ではなくたまたま貰ったスプレー缶が白だったのでシンプルな仕上がりになりました。塗れたか塗れてないかも一目でわかり仕上がりの判断はしやすかったです。

下の写真で分かると思いますが、これであれば筒の中に水を溜めても、真下には浸透せず基本的には筒の上の方から染み出す仕組みが出来たと思います。実際にどうなるかは完全乾燥してからテストしてみたいと思います。

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