Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

自宅の緑3兄弟(1)

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All Photo by inos

自宅で育てている緑の仲間たち。ここに写っていないものもあるけれど最近愛情を注いでいるのがこの3つ。中でも一番右のテラベースは製作工程を当ブログで紹介したので覚えている方もいるはず。いえ、実はそれを見ていた人から「その後あれはどうなったの?」という話を持ちかけられたので今日は経過報告というわけ。

このテラベースを作った頃と比べるとご覧の通り随分もじゃもじゃになりボリューム感が出てきました。陸上の苔に比べ水中で生きていける苔は成長が早い気がします。約3ヶ月でクリスマスモスはここまで密度を上げ、ぐるぐる巻きにしていた糸もほぼ見えなくなりました。

実はこれでも1度全体をトリミングしているのでだいぶさっぱりしているんですけどね。トリミングの理由はモス全体の成長を揃えるためと枝分かれさせて密度を増やすため。私の場合立ち上げ時に使用したモスの量が少なめだったので、ただ成長させるだけでなく密度を上げる工夫が必要だったのです。せっかく伸びてきたところを切ってしまうのは少々勇気が必要でしたけど、一旦スイッチの入ったモスはどんどん成長を続けてくれますから多少無茶をしても枯れるようなことはありません。

また、トリミング時に小さな流木と三つ編みになった太めの紐を追加で巻きつけ、単なる寸胴形状に変化をつけてみました。テラベースが他のテラリウムと違うのは水槽を360度どの角度からも眺められるところですから、見る角度によって変化があったほうが面白いかと考えました。ボコッと黒い出っ張りが見えるのはモスに埋もれそうな流木ですね。

立ち上げ直後は手元で余っていた撮影用のLEDライトの光を照明代わりに使っていましたが、見た目がちょっとアレだったので20cmキューブ用にデザインされたFLEXI miniなるLEDライトを調達し今はそれを愛用しています。スペック上は675lmながら想像以上に明るく、一般的なLEDよりも赤のスペクトルが強い傾向にあり私のテラベースの成長を見る限り植物育成向きとの謳い文句は嘘でもなさそうです。

ただし、この光が逆に強すぎるためか、近頃はライトに近いモスが緑から黄色に変色してしまい ”枯れないまでも危機を訴えている” 感じがあからさまで、それが光の質や強さによるものなのか、ライトが近いことによる熱の影響なのかを見定めるため、ここ数週間は水槽のガラス蓋の上にティッシュを1枚挟みライトの光を拡散させモスに当たる光を弱める事で様子を見ていました。すると1週間ほどで徐々に緑が増えてきた感じが...。やはり光が強すぎることが原因だったようですね。いつまでもティッシュを挟んでいるのも見窄らしいので近いうちにライト側か水槽ガラス蓋側にディフューザー代わりになりそうなアクリルパネルでも準備しようと思います。

あ、それからもう一つ最近追加したのがテラベースの下に2cm厚くらいの輪切りの板。クリスマスモスは水中より水上を好むのか、水に浸かっている部分は成長が著しく低下し痩せていく感じがあるため、輪切りの板で底上げすることで、”床上浸水” を防いでいます。テラベースを安定して育てるコツは水槽下に溜まった水をこまめに吸い出すことと、乾燥しやすい上部に毎日霧吹きで水を掛けることですね。

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