Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

テラベースが一旦完成

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All Photo by inos

昨日購入したテラベース(円筒型テラリウム)用の材料。メインはモサモサになる苔、緑のパックのクリスマスモス。これがGreen Gallery Gardensには1パックしか在庫がなく、新宿のアクアフォレストまでもう1パックを買いに行きました。ただ同じADAの侘び草マットなのに販売店によってだいぶ状態が異なる事に驚きました。片方は水分がなくなっておりカサカサ。苔なのでその辺の耐性は高く水草みたいに気を使わずに済むところは唯一の救い。霧吹きでシュッシュと水をかければある程度復活します。

着生植物にはアヌビアスナナプチをチョイス。本来は水草ですけど話によればアヌビアスナナは水上でもそれなりに強いらしいですから、丸い葉っぱで見栄えの良さから小型のナナプチを選びました。そしてワラビの葉っぱみたいな洋シノブですかね?これもオマケ的に購入。テラベースにはランやシダを選ぶのが一般的なようですが私はいつもセオリーから外れた感じで...これがどんな結果に繋がるか楽しみです。

買ってきた状態のままなら綺麗なのですが、テラベースに巻きつけていくには一旦全ての植物をバラバラにする必要があります。この状態を見るとなんだか台無しにしてしまったような罪悪感を感じます...。

目指すのは苔むした古い切り株みたいなものですから、レイアウト用の流木もうまく組み合わせてそれっぽさを作ります。アクアリウムでこうした流木を固定するには接着剤やグルーガンを使ってガッチリ固めてしまうか、リシアライン(釣り糸)などでくくりつける方法がとられますが、私は後者を選択。しかしリシアラインでぐるぐる巻きにしてしまうと透明とはいえその糸が目立ちますから、今回は糸を流木の上から巻きつけなくて良いようにいくつかの小さな穴を流木に貫通させその中に糸を通すような工夫をしています。したがって流木の上を糸が横断することがないので仕上がりが自然になりました。

まずはテラベース全体に苔をモスコットン(木綿糸)でぐるぐる巻きつけ、その上から流木をリシアラインで固定。ポイントとなる数カ所に着生植物としてアヌビアスナナプチと洋シノブを固定し今日のところは完成です。おそらく2ヶ月もするとモフモフの苔柱になっているはずですからその時点で微調整でしょうかね。

いろんなアクアショップで掘り出し物を見繕った甲斐もあり流木のサイズと形状はバッチリでしたね。流木の一部はテラベースの筒に合わせて削りフィッティングさせました。

着生植物はテラベースの筒に直接くくりつけてしまうより、流木の根元に固定してあげると自然な仕上がりになります。そして見た目だけでなく流木は水槽の下に溜まった水を吸い上げてくれるため、本来水草であるはずのアヌビアスナナプチに常に安定した水分補給をしてくれるので多分こういう使い方であれば水上葉も元気良く育つのではないかと期待しています。

さて、このテラベースの底にラバーペイントをする事で水の浸透のバランスを考えた!とは先日の日記で書きましたが、実はもう一つ私らしい工夫をしています。それが上の写真にあるように、テラベースの内部に3mmのステンレス棒を貫通させています。筒の上から1cm程の位置ですので水をたっぷり入れると当然水没しますがステンレスなので真水では錆びませんし、ぴったりの穴あけを行なっており接着剤で固定していますからそこからの水漏れもありません。

このステンレス棒はいったい何をするものかというと、ズバリ ”取っ手” です。他のテラリウムと異なりテラベースは水槽(と言っても水は貼らない)から時々取り出してメンテナンスすることが予想され、その際に苔が成長した筒を鷲掴みで持ち上げようにも中には水が入っていて重いですし何より苔を潰してしまいますから、筒の中に初めからこのような取っ手をつけておけばガラスの水槽からテラベースを取り出しやすくなるというわけです。

今回の製作工程の中でも幾度となく水槽から取り出す事があり、既にこの取っ手の便利さを実感しています。強度的にも3mmステンレス棒で十分でした。

これにてテラベース製作第一弾ひとまず完了です。実際はここからがスタートだったりするわけですが、苔が成長すれば現在ぐるぐる巻きにしている糸は見えなくなりより自然界のソレに近くなってくれるでしょう。本当はまだここに活着を予定している植物があるのですが、そちらは現在中国から種がこちらへ向かっているはずですからゴールデンウィーク前後には種まきをしてもう一工夫する予定です。

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