Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

新型ジムニーのクラッチペダル

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All Photo by inos

これはジムニーに限った話ではありませんが、近年の国産車はワールドワイド展開を前提に設計されているためか、ドライバーズシートは大きめに作られていますし、前後スライド量もかなりのストロークで設計されています。大は小を兼ねる!というやつです。

同時に各ペダルの位置も随分奥まったところにあるような...これは私のような短足おじさんのみが抱える問題でしょうか。はっきり言ってクラッチペダルが遠すぎるのです。シートを前に出せばペダル位置は丁度良くなりますが今度はシフトレバーが近すぎます。シフト操作のたびに肘がシートのサイドサポートに当たるのですごく窮屈です。

ペダルの位置と言ってもアクセルやブレーキは最後まで踏み込むことはほぼありませんしストロークそのものが短めです。最後まで踏み込まないといけないのはクラッチペダル!

仕方がないのでクラッチペダルに下駄を履かせることにしました。調べてみたら良いものがあるじゃないですか、その名も ”ハイリフトペダルカバー”。こういうものが商品化されているという事は少なからず私と同じ悩みを抱える人がいるという事ですね。

簡単に言うと純正に比べ遥かに分厚いゴムで出来たペダルで、その厚みの分だけペダルが手前に来る計算。購入したのは ”JURAN ハイリフトペダルカバー” でスズキ車用の設定はありませんが、JB23ジムニーに取り付けた情報を以前どこかのWEBで見つけており、JB64Wになってもペダル形状なんてそうそう変わらないだろう...との見切り発車で、お勧めだったP01をチョイス。ペダル形状に応じてP01~P05までバリエーションがあります。

取り付けは結構大変でした。言葉で言えば「純正を外して新しいものを付ける」それだけなのですが、純正を外すところまではものの5秒で終了ですが、いざ新しいものを付けようとしてもこれがなかなか入らない! そりゃそうです、スズキ車用じゃないんですから結構強引にはめ込むわけです。

炎天下で2分間格闘、諦めて車内のエアコンで涼みながら5分休憩、再び2分格闘、エアコンで休憩。3度目は内張剥がしのヘラを使ってどうにかこうにか装着に成功。取付が大変という事は外れにくいという事でしょうから安心感はありますね。

走行してすぐに分かるハイリフト効果。純正より1cm程分厚いだけなのにクラッチの踏み込みがだいぶ楽になりました。ゴム製ペダルなので程よいクッション性がまたGood。金属ペダルは見た目こそカッコいいですが足裏へのダイレクト感が強すぎて気持ち良くはないんですよね。マツダロードスター時代に学びました。今回は見た目よりも使い心地優先!

これにてシートポジションを1ノッチ後ろで使える感じとなり、シフトレバーとの距離感も何とか許容範囲で収まる感じ。

クラッチが遠すぎて困っている方にお勧めできる良いアイテムです。

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