Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

デッドニングの効果を確かめる前に

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All Photo by inos

ジムニーのスピーカー交換とデッドニングを行なった後、夕暮れまでに少し時間があったのでこちらにも手を入れました。

納車直後は問題なかったのですが、近頃オーディオ周りのビビリ音が出始めたので制振素材があるうちに対処しておこうと。だいたいこういうのはインパネの奥で配線ケーブルとパネルが共振して音を出す...そんなところでしょうからね。しかしそういったビビリ音ってなぜ次第にあちこちから出始めるのでしょう? 装着直後はケーブル自体のテンションで自立していたものも、暑さなどでだんだん形状が垂れてきて次第に周囲に接触し始める...そういう事でしょうかね。

ともあれ、まずはオーディオユニットを引きずり出し内部を点検してみました。ディーラーオプションで装着してもらったオーディオですが、配線...汚いですねぇ。まあ接続さえされていれば機能はしますから問題ないのですがこういうのはセンスがそのまま現れます! それに、カーオディオの後ろっていつまでたってもこんな感じでいろんな配線がごちゃごちゃとしてますよね。何か統一規格になって、ネットワークケーブル一本繋げばメーカー問わず通信OK!みたいにならないものでしょうか?

ケーブルを1本ずつ制振材で巻くのも現実的ではないので、ここは逆転の発想で、オーディオパネルの内側全体にエプトシーラーを貼り付けることにしました。スポンジの箱の中であればケーブルが接触してもビリつかないだろうと。作業は10分で終了。あとはオーディオユニットを元に戻して完成。

そしてこの日は、装着したスピーカーと車内のデッドニングの効果を確かめるべく近所を軽くドライブ。

走り出してすぐに気づく静けさ。明らかに外の音の侵入が減りました。ジムニーはもともとボディとシャーシがフローティングされている関係でロードノイズが少なめですからそれも相まって静か。それ故エンジン音とミッションのガーガーゴーゴーいう音が余計に目立つ感じ。そして何よりドアを閉める音が普通車のソレっぽくなりました。バンッ!からバフッ!って感じ。

スピーカーのほうは、16cmという数字に過剰な期待はいけませんが、まあまあこれも普通車並みにはなったかなと。「うわーこのジムニー良い音するねぇ!」とは決して言われないと思いますが、「しょぼい音!」と言われることもないかと。だから普通の車並み。クロカン四駆が普通車みたいって結構良い線いけてると思います!

オーディオのEQは結構いじらないとダメですね。フロントに装着したCarozzeriaのTS-C1630Sですが、ネットワークのクロスオーバー周波数が低すぎるのでツィーターの仕事量が多いんですよね。ボーカルの声も半分くらいツィーターが受け持っている感じ。多分、2Kあたりでクロスしているんじゃないかと。だからEQいじると音像が足元と耳の高さを行ったり来たりする...。5Kあたりでクロスしてくれれば金物系の音だけ味付け程度に鳴らせて気持ちが良いと思うんだけど。

そのような理由から低域は強調気味、高域はかなり絞り気味のカーブをEQでつけてあげてまあまあ違和感なく鳴る感じです。ツィーターユニットに使われている素材のキャラが強いので本当にフラットな特性をEQで作ってもハイが強すぎると感じると思います。とにかくこのユニットはハイ抑えめセッティングがポイントかと。

今回のコンセプトは車外への音漏れ対策でしたが、そちらも実験的にオーディオを鳴らしたまま車から降りて聞いてみましたが、音漏れは施工前の1/5くらいに減りました。これであれば十分目標は達成できたかと。

あ、それでオーディオユニット周辺のビリつきですが、そちらはあまり解消されませんでした。もしかすると原因はケーブル周りではないのかも? 対策はまた追って考えようと思います。

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