DESIGN FESTAほどではないにせよかなり密集状態のイベント。このような環境ですからコロナ禍には真っ先に中止になったでしょうが、それもようやく完全復活といったところですね。

まあコロナのほうも更なる変異株に流行の兆しと噂されていますから油断できませんが。

HandMade In Japan Fesはどちらかというと小物系のブースが多く、よく見るのは女性用アクセサリーだったりするのですが、ミニチュア雑貨も結構目につきます。こちらのブースなどちょっと目の前を通り過ぎたくらいでは何が展示されているのかわからないほど小さなアイテムの取り扱い。

パンなどの食品ミニチュアが小さな棚に並べられています。サイズで言ったらひとつひとつが1cm以下じゃないかと思います。手先が器用とかいう工作制度の高さもですが、これを大量生産するだけの根気に驚きます。

さらにはベーカリーショップの棚までもが丸ごと再現されたミニチュアもあり。凄い完成度ですね。それぞれの商品に付けられた値札なんてどうやって書いているのか？と不思議なくらいです。値札と言っても販売価格として真ん中にあるものではなく、ショーケースの中のパンひとつひとつに付けられている値札の方です。

根気という意味ではこちらは更なる忍耐が要求される分野かもしれません。美術の世界にはペン先で点を打つ事で作画する点描なる手法がありますが、同様の手法ながらこちらは金属プレートにポンチで点を打ち付けることで明暗を表現していくアート。

実際に目の前でひたすら点を打ち込む作業を見せてもらいましたが、これはテクニックもさることながら作業量が途方もなさすぎて普通の人では精神的にどこかおかしくなってしまうのではないかと思うほど。

それでいてこの完成度ですからね、もはや写真と見間違えるほど。一体おいくらで販売されるのか知りませんが、これだけの完成度であればかなり高額でも購入する人はいそうです。