Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カートラジャパン2019(6)

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会場で見つけた気になるもの。現代のキャンプで欠かせない電源関係ですが、昔はオートキャンプ場で100Vの電源を借り、キャンピングカーに引き込んで使うというのが贅沢キャンプのスタイルでしたが、最近は ”電源は持ち物の1つ” に数えられるようになりました。

ポータブル電源はその代表格。実は私も先日購入しまして便利に使っておりますがそれは追って紹介するとして、ここでは会場で見かけたポータブル電源をいくつか。

LACITAという国内メーカーのポータブル電源。容量120.000mAhという大容量タイプで、形が細長くて使いやすそう。低重心なので車内で転がることも無さそうなデザインがGood。

実は先日私が購入したポータブル電源とどちらにしようか最後まで悩んだモデルがこれでした。国内設計という安心感と、LCDディスプレイなどが無いため質実剛健で長期的に不具合が少なそうという実用性が感じられたのでした。唯一の欠点はUSB-C出力が無い点で、それが購入に至らなかった最大の理由です。今後USB-Aタイプは徐々にUSB-Cに移行していく事を考えるとCが無くAのみ4ポートという点はいささか将来性が。

この手のポータブル電源の多くはソーラーチャージャに対応しています。アウトドアでキャンプを楽しむのであれば電源を多く使う夜に備えて昼間のうちにチャージしておくというのは理に適った発想。ただ、ソーラーチャージャーって結構高いんですよね。キャンピングカーで日本一周の旅にでも出るなら元が取れそうですが。

驚くことに近頃のソーラーチャージャーは発電効率が非常に高く、100,000mAh程度の大容量ポータブル電源を充電するなら車のシガーソケットの12V電源よりも早い場合も多く、100Vを使う家庭用ACアダプター相当の電力供給が出来るんですよね。バンタイプの車ならルーフに貼り付けておけるでしょうから、走行中にも常にポータブル電源をチャージできそうです。

このブースで聞いたところによると各社のソーラーチャージャーはコネクターと極性さえ互換があればメーカーを跨いでも使える可能性が高いとの事。そういう意味ではお気に入りのソーラーチャージャーがあったら購入しておけば、ポータブル電源を買い替えても使いまわしが出来ますね。

このメーカーのものは展開すると流石に大きすぎる(長さ半分、横幅2倍なら良いのに)気がしますが、畳んだサイズはA4ノートくらいですから実にコンパクト。

こちらASKさんのブース。細々したものが並んでおり、中にはInsta360なども取り扱いがありましたが、私が注目したのはこちらのモバイル電源 ”Goal Zero SHERPA 100AC”。重量5Kgもある巨大な電源は必要ないがちょっとした旅行用に最低限の100Vコンセントも欲しい!なんて時にぴったりだなと。

大きさはパソコン用の外付けポータブルDVDドライブくらいのサイズ感。分かりにくいですかね。とにかくこのサイズ感と形状がカッコイイ。それでいて100V AC×1、USB-A×2、USB-C×2が実装されています。本体上部はQi対応ですから最新スマホを載せておくだけでワイヤレス充電にも対応します。

USB-Cは何と60WのPD対応、ここが重要。このクラスでUSB-Cが60Wって私は始めて見ました。まだまだUSB-Cは付いていないモデルが多く、付いていても18W Maxや大きくても45W Max。60W対応だと15インチのMac Book Proが余裕で充電できますからこれは実用的です。本体のバッテリー容量は25,600mAhですからそれほど大きくはありませんが。

先日立派なポータブル電源を購入したばかりなのでここでは手を出しませんでしたが、見つける順番が逆だったらこちら買ってしまっていたかもしれません。ただAmazonを確認したところ驚くほどの価格設定になっていました。おそらく何かの間違いかと思います。この容量ならそんな価格になるはずもなく。

この展示、一見収納式のカータープかと思いましたが、説明を聞いてみるとこれは車載シャワーらしいです。ルーフサイドに取り付けて水を入れておくとタンクのボディーカラーが黒ですから夏には自動的に温水になり、サーフィンなど楽しんだ後には温水シャワーが利用できるというわけ。

それほど大きくないのにスモールサイズでさえ15リットルの容量があるそうです。

ポイントはこのタンクは加圧して使うという点。実はこのタンク端のほうに米式のエアバルブが付いておりそこからエアーポンプで空気を入れ加圧しておくことでシャワーが安定的に勢いよく出るというわけ。重力の力だけで水が出るわけではないのです。よく考えられていますね。

加圧するためのエアーポンプを見せてもらいました。このハンドガンタイプのエアーポンプはバッテリー式ですから12Vのシガーソケットなど使うことなくコードレスで空気が入れられる優れもの。特段この水タンク用というわけではなく汎用のエアーポンプだそうで、後で調べてみたら5,000円以下で流通しているのですね。

車のタイヤや自転車のタイヤにも使えるそうですから1台購入しておいたら便利そうです。ジムニーでオフロード走行する際はタイヤの空気を極端に下げたりしますから、その後公道を走るために再度空気圧を戻すために必須ですね。

車とは直接関係ありませんが便利そうなコンテナボックスを発見。この手のコンテナ、使わない時は折り畳んでコンパクトに持ち運べるのが特徴で今やあらゆるシーンで見かけますが、いくつもの箱を重ねてしまうと下のほうの箱から物を出すのに苦労します。

そこでこちらのコンテナボックスは積み重ねられた箱からでも物が取り出しやすいようサイドからアクセスできる窓が開いています。これはなかなかのアイデアですね。出来れば透明ケースだったら中身が見えるのでもっと便利かも。キャンプイベントなのであえてこの辺りのカラーを持ってきているのだとは思いますが。

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