Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

入間航空祭 2019(4)

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All Photo by inos

入間航空祭クライマックスはやはりこれ ”ブルーインパルス”。恐らくこの会場に足を運んだ殆どの人のお目当てはこれですよね。

曲技飛行は13時半からでそれまでは地上展示されていますから、もう目の前の見学エリアは凄い人なわけで。6機が綺麗に整列され展示されていましたが、そういった絵面よりこういうごった返した感じのほうが雰囲気が出ていたのでこちらを掲載しました。

有名な夏フェスもびっくりなお客さんの数。足の踏み場もないとはまさにこの事で、子連れの家族は迷子になりそうで心配ですね。これじゃ大人だって自分の居場所が分からなくなりますよ。デパートの駐車場みたいにキリンやライオンの目印は何もありませんからね。

自衛隊のイベントですから運営には税金が使われているのでしょうが、この来場者数を見ると流石に入場料を徴収しても良いのではないかと思います。それを周辺の交通整理とか駐車場確保とかシャトルバスの運行などにあてれば色々幸せになりそうな。

ブルーインパルスの人気は留まるところを知りません。会場内のあちこちに設置されたオリジナルグッズ売り場も御覧のとおり。一体その列に並んだら何が買えるのか分からず並んでいる人もいるんじゃないでしょうか?

だからと言ってこういうのはネット販売にしてしまうと一気に売り上げが落ちるのでしょうね。やはりイベントの空気に飲まれて気持ちが高ぶっているからこそ欲しくなるわけで、パソコンの画面を見ながら買い物かごへ...そしてクレジットカード決済&送料...みたいな現実を見てしまうと多分急に買い控える事と思います。

この後昼食の確保には大変苦労しました。沢山の出店が並んでいるのですがそちらも同様に行列ですからね。美味しい美味しくないとか、何を食べたいかとか、値段が高いとか、贅沢は言っていられません、購入出来るものを買う...そうやって腹ごしらえ。

ここまでつらつらと書いておきながら私はブルーインパルスが飛行する30分前くらいには会場を後にしました。え、ブルーインパルスの飛行を見ずに帰ってきたの?とツッコミが来そうですが、まあそういう事です。飛行を最後まで見てから帰ろうとすると皆同じように行動する関係で徒歩も車も大渋滞で身動きが取れなくなりますからね。飛行前に帰路に着く人は少ないですからそこが狙い目。

そんなの勿体ないと言うなかれ。空は広いのです。何も大混雑の飛行場で見なくても少し離れたところへ移動しても同じように見えるのです。という事で私が移動したのは入間基地の隣にある ”彩の森入間公園”。ここへ来てびっくりしたのは上の写真のように公園内もブルーインパルスを見ようと駆け付けた人でいっぱいだった事。それでも基地内よりはずっと楽でした。

飛行時刻ジャストで飛んできたブルーインパルス。流石に自衛隊は時間に正確なのです。何度見てもこの編隊飛行は美しいですね。

ただ残念な事にこの日の入間基地上空は厚い雲に覆われ危険が伴うという判断で曲技飛行は一切無し! 所定時間内はこうした編隊のままあっちからこっちへと穏やかに通過するのみ。多少はフォーメーションを組み直したりもしましたがアクロバット飛行は行いませんのでなんとも味気ない...。

実は天気に恵まれた前日には本番さながらの予行演習が行われており、そちらではちゃんと曲技をしていました。それを思うとこの天気は練習したパイロットが一番がっかりだったかもしれません。私は前日近所の西武ドームにおりましたからその練習風景をしっかりこの目で確認しておりました。

それから仮に天気が良かったとしても入間基地は東京の住宅街が近いという理由から極端に危険を伴う飛行はもともとやらなかった気がします(20年前の同イベントの思い出より)。海に面した小松基地などでは更に派手に飛んだ記憶があるんですよね。

この日のブルーインパルスの飛行は流石に残念、それでも雨が降らなかっただけでもラッキーだったかもしれませんね。例年より数万人減と言われた来場者数の低下はこの天気にあったと言われており、確かに基地内で雨が降り始めたら人混みの中で傘もさせないでしょうから大変な騒ぎになったはずで。そういう意味ではこのコンディションで見られる最高のフライトだったのかも。

私が駐車場に戻ったころにはブルーインパルスの飛行も丁度終了。渋滞知らずで帰路はいたって快適でした。

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